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『虐待児の詩』 青い鳥の記憶

「なんども線路を越えた」


カンナの花が 咲いていた

オレンジ色の カンナの花が

誰が植えたのかは 知らない
線路の直ぐ際に 咲いていた

線路ひとつ 越えたら
見知らぬ街に 往けるような気がして

##なんども線路を越えた

なにも 変わらなかった

けれど・・
越える度に

僕の なにかが変わった




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