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『虐待児の詩』 青い鳥の記憶

「晴を待つ」


窓に映る顔を スルーして
外の景色を 眺めてた

ただ ボォーっと ぼぉーっと
皆が僕を 無視するように

夏が過ぎ 収穫祭の 満月の夜
肌寒い肩越しを 月の光が 覗き込む

##晴を待つ

春は まだ来ない

頬を伝う 涙だけが
冷たく 僕に
寄り添いながら アザ笑ってる




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