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はこだてやま(はこだてし)
函館山 キャンバス F4号 横333×縦242 2020年4月制作


函館山の南端にある立待岬へ向かう坂の途中に
「石川啄木一族の墓」があります。

啄木は26歳(明治45)の時に東京で病死しますが、
「死ぬ時は函館で死ぬ」と義弟の宮崎郁雨に手紙
で残していました。
短い北海道の滞在期間でしたが、一番心が休まった
のが函館だったのでしょう。

函館駅から市電の「谷地頭」で降りて歩いて約15分。
車で行けば立待岬に無料駐車場があります。

墓面に良く知られている
「東海の 小島の磯の 白砂に われ泣きぬれて 蟹と たはむる」
の一首が刻まれています。

この短歌は、啄木の心情をよく表現されています。
啄木の墓を一族8人と一緒に大森浜を一望できる高台に
選んだのは、啄木を尊敬する人のはからいだったに違いありません。

この絵は啄木の墓から函館山を描いたものです。


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