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滅多に夢は見ないのですが、昨夜久しぶりに、夢を見ました。

夜。
母と母のお友だちが、自宅で何か作業をしていました。
ふと花瓶を見たら、「蕾だった花、咲いたね〜」って昼間話をしていた(この会話は現実です笑)ばかりなのに、そのお花が生けられておらず、処分されていました。

「えっ、どうして捨てたの?」と尋ねても、母は無言のまま作業を続け、答えません。

場面は変わり、今度は台所で。
斜向かいのご近所の方が自宅にいらしていて、母はフライパンで何か料理をしています。

ご近所の奥様が、「コロナなのに姪っ子さんのお子さん、結婚式挙げられて羨ましい」みたいな会話をして、その結婚式っていつだったっけ?という話になり、母は「去年の8月」と答えたのですが、私は「12月だよ」と訂正します。

それに対しても母は無言のまま、黙々と料理。

何か違和感を感じ、後ろからフライパンを覗き込むと、中身は料理になっていない料理。失敗の料理が。

そしてゆっくりと振り向いた母は乱れた白髪頭で、のっぺりとした表情の、まったく似ても似つかない別人になっており、認知症と思われる訳のわからないことをブツブツと呟いて──。


その空虚な表情に私がギクッ!とした瞬間、1階で愛犬のももが「ワン!」と鳴いて、目が覚めましたとさ。

なかなかのホラーだったので、愛犬が鳴いて起こしてくれたことに感謝し、たくさん褒めてあげました(笑)。ありがとう、もも。

✴︎

この夢を見たことで、今、母が健康であることのありがたさ、無条件に享受している自分の幸福さに、改めて気付きました。

夢にどんな意味があるのかというよりは、自分がそれを再確認するために見たのかな、と思います。

今日書きたいのは夢の内容というよりも、時折こうして届く、動物たちの声というのがあるよ、ということ。

昨夜のことがあって懐かしく思い出したんだけど、もう何年前になるのかな。
我が家が最も酷かった頃のお話。

昨年4月に天国へ帰った愛犬のあんは当時、夜中じゅう鳴き止むことがありませんでした。家族全員、眠れなくて。寝不足と心身のアンバランスが一番長く、そして酷く続いてた頃。

あんはこの家に来たときから、ハウスの中で眠る変わらない習慣がある子だったのに、ある日を境に「ここから出せ!」と吠え続けるようになって。

でもほら、うちってそういう、「ルールを変えることを許さないガチガチ家族」だったから、愛犬のその要求が通るにはものすごく時間が要った。(そのガチガチがあったからこそ、家族全員やがて気付きと軌道修正が起きたわけだけど、それにしても酷い有様だった。このこと以外にもね、本当に目を覆う状況でした)

愛犬が鳴き続け、父も認知症の兆しが出始めていた頃だったので、ある時から、激昂した父が丸めた新聞紙で愛犬の近くの床をすごい音で叩くようになった。(愛犬自体を叩いたりすることはなかったのが幸い)

それがエスカレートして、「うるさい!殺してやる!」って。
そう叫ぶこともありました。
父が一番、家族の中で誰よりもあんを可愛がっていたのもあって、私はそれを2階の自室で聞きながらショックで。もうとにかく怖くて。ますます眠れなかった。
ほんとに殺されるんじゃないかと思ってた。
昼間会社に行ってる間も心配でしかたなかったし、夜中にトイレに起きたら、殺された愛犬が便器の中にいるんじゃないかって。ほんと、怖くて。
そんな想像までするくらい、限界だったなぁ。

そのことを、今でもふと、思い出します。
父は病院生活が始まり、愛犬は天へ召され、今はどちらも家にいないのだけど、あの時の怒りとか悲しみとか、その頃存在してた異常な熱みたいな感覚は、今でも時々生々しく思い出すことが出来ます。


私は今、思うに。

愛犬あんは全身全霊を使って、「自由になる」ことを表現し、訴えていたのではないかと。そんな風に思うようになった。
ただわがまま言ってるわけじゃなかったはず。だってそんな子じゃなかったから。

がんじがらめの家族を見ながら、自らが力の限り吠え、訴えるものが何かあったのだろうと思ってる。早くみんな目を覚ませ、自由になれ、っていう叫び。
文字通り全員目を覚まして当時は寝不足だったのだけど(受け取り方が雑笑)、今はその願い通り、目覚めた全員が思い思いの人生を生き始めてる。

幸せだと、ちゃんと言える。


✴︎

ところで、前述の「便器の中で〜」のくだりを書きながら、感じたんだけど。

人間って、最悪の状況を想像する想像力は天下一品ですよね(笑)。
起きてもいないのにまぁよくそんな想像出来るよな、という不幸の想像を結構簡単に、しかも鮮明に出来ちゃう。そっちの方が得意な人の方が多そう。そして丁寧にその不幸を現実化して、自分を不利にする人も多い。名監督だ。

人間は、想像もつかないハッピーなことが起こると、喜ぶ。
それってハッピーなことを想像するのは天才的に下手くそだからですよね。不幸なことはめちゃめちゃ上手に想像するのにな。
なんか、おかしくない???

そういうの、上手く使いこなした方が有利だな、って。私は思うんです。

損得で考えるな、なんて綺麗事を私は言えない(笑)。
だって絶対得したいもん。損したくない。
面倒くさがりと損得の計算高さは、人生を豊かにする才能だと私は思ってる!(胸を張って言う)(ただし誰かに褒められたことはまだない)(不思議だ)


幸も不幸も、物事はすべて表裏一体。

それら真実を見抜く力を伸ばしたい方、才能を発掘しトレーニングしたい方、とにかくポジッポジに生まれ変わって引き寄せ力をつけたい方。
そういうのどこで教えてくれるのか見つからない方にも。(実際私も姉に教わらなければわからなかったです)

「DNAアクティベーション」か「アデプトプログラム」。
気にかけてみてください。今はピンとこなくても、その言葉そのものを見たり聞いたりすることで、ふと思い出すことがあればいいな、と思っています。



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