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サケとサクラマスとスナヤツメ

中の川の昔は、どんな風景だったのか…。林の中を、右往左往しながら流れていたのでしょうね。いまは、国道沿いを流れる三面護岸の川となっています。
それでも、今回、1ヶ所1時間の観察で、3種類の魚を撮影できたので、水の匂いはともかく、魚たちを受け入れられる環境が残っているのでしょう。

まずはサクラマス

最初に目に入ったのは、サクラマスの稚魚たちです。
こんなに小さな川なのに、秋にはサクラマスがのぼって来ます。支流の西野川にいたっては川幅数十センチにもかかわらず、サクラマスが産卵していたりします。
集団を見ると、成長具合はまちまちですが、もう流心にまで出て、広範囲を泳ぎ回っていました。

サケ稚魚は流れのわきで

一方、サケの稚魚たちは、流れの脇にできたポケットのような場所に集まっていました。まいとしこのすぐ上流でサケの産卵があります。
中の川のこの付近でサケ稚魚をこれまで1匹だけ見かけたことがありました。群れで見つけることができて、なんだかほっとしました。

スナヤツメがにょろにょろと泳ぐ!?

3種目は、スナヤツメです。普段もいるんでしょうけど、この時期=産卵期にしか、表舞台で見かけません。
しかも今回は、上流に向かってすばやく動く様も撮影。細長い体をどう使って上流へ向かうのか、初めて見ました。ぜひ見て下さい!

それにしても、このスナヤツメの石を動かす行動。産卵行動の一部だとは思うのですが、何をしているのか…。
すべてを見ることができず、今回はこの場面だけで。
いつか全容を見届けたいです。

2022年5月15日撮影


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