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真夏の川面に見えるあの魚 正体知りたくないですか?

7月も半ばになって、猛暑がやってきました。そんなとき、豊平川の流れは、涼やかです。

波間に揺れる黒い影

涼やかな流れの波に隠れて、チラチラと黒い影が見える魚たち。彼らはいったいどんな魚なのか、探ってみたのがこちらです。

水温は19度。元気に群れを作っているはウグイでした。よく見ると、その群れの脇にヤマメ。さらに注意深く観察すると、サクラマスも写っていました。
ちなみにこの落ち込みから続くスロープは、サクラマス(親魚)はあがれますが、ウグイやヤマメには難しいようです。

極小の稚魚たちって気になりませんか?

こうした落ち込みではなく、ゆるい流れの浅場、水辺の植物の茂みの合間に、極小の魚たちが泳いでいます。たいていの網ではすくうことができない、小さな稚魚たち。その正体はこちらです。

魚は、ウグイの極小稚魚でした。孵化したばかりで、大きさがサケ稚魚の半分くらいの長さで細い上に、用心深いので、撮影にはちょっと工夫が必要です。

ウグイの群れに1匹だけ別種が

レンズを近づけると、群れは散ってしまうのですが、ほかのウグイの子たちと違う反応をする稚魚が1匹だけいることに気づきました。

その1匹は、ウグイと違ってマダラの模様があって、ずんぐりした体型。たぶん、トゲウオの仲間ではないかと思われます。

真夏の豊平川、活動するなら朝早い時間帯がおすすめです。くれぐれも熱中症に御用心。

2021年7月18日撮影

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