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雨降って新たなメスとオスたちの戦い

手稲山のふもとでも、うっすら雪がつもりました。その前の雨は、サケを呼び込むメグミの雨になりました。雨のあと川がしばらく増水すると、サケ観察者にとっては、新たに遡上してきたサケを見つけるチャンス。

琴似発寒川を歩いてみたら、オスの集団を発見。尾ビレの付け根と背中が白くなっていて、見つけるのは用意です。その集団の先頭には、周りより白いところが少ない、「わりとフレッシュ」なオスのサケ。
そのサケを見ていると、体を震わせる求愛行動をしているようです。

川の水に濁りが残っているので、その先の魚は見えないのですが、きっとメスのサケがいるはず。簡単に姿が見られないということは、尾ビレが白くなっていないフレッシュなメスのサケであるはずです。

答え合わせはこの動画で↓

​このフレッシュなメスと産卵したいオスが、扇状に様子を伺っていて、1番近くにいるオスは、ときどきまわりのオスたちに噛み付いたり体当たりしたりして、ポジションキープに余念がありません。

日を追うごとに寒くなる、札幌の秋に繰り広げられる水中の熱い戦いです。

2021年11月23日撮影

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