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真駒内川で最上流のサケ稚魚たち

豊平川の支流 真駒内川でもっとも上流のサケの産卵床は、札幌市豊平川さけ科学館近くの落差の直下です。
この落差を、サクラマスは越えることができるのですが、サケの泳力ではあがれません。なので、ここが真駒内川のサケ遡上の現在の上限です。
一方で、その直下から広がる砂利底の「ひらき」は、すばらしい産卵環境になっています。
ピークは過ぎたものの、その砂利底から浮上したサケ稚魚たちがまだいるのではないかと5月下旬に探してみました。

探しやすいのは「ひらき」の岸より。流れがゆるくなっているところをそうっと覗き込むと、稚魚たちを見つけることがでいます。
尾ビレが赤っぽくてずんぐりしているのはサクラマスの稚魚で、サケはシュッとしていて、パーマークが小さくて体の下半分はどちらかというと銀色、というのがサケ稚魚です。
この時期の稚魚たちの様子を各地で見ていると、来年まで降下しないサクラマスの稚魚の方が「強そう」なんですけど、ここのサケ稚魚は生育がよいのか、負けていませんでした。

落ち込みには、上から見るよりたくさん魚がいますので、箱めがねを持っていくともっとじっくり観察できそう。

2023年5月20日撮影


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