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北海道ゆかりの人たち 第十三位 砂澤ビッキ

アクセス881(2023年11月現在)

昭和6年3月6日~昭和64年1月25日 
アイヌ人 本名は恒雄。
「ビッキ」は幼いころの愛称で、東北地方のカエルを呼ぶ名。

旭川生まれ  前衛彫刻家

昭和30年、大宅壮一が阿寒国立公園を取材旅行で訪れた時に、一人のアイヌ青年を取り上げます。

温泉街のお土産店で熊彫りをしている青年が観光客の人気をさらっていました。

「シャンソンを歌い、抽象美術を語る青年」で、記事の中心は青年と内地娘との恋物語でした。
その年の冬、このロマンスがきっかけとなってビッキは鎌倉を訪れることになります。

旭川という町は現在北海道第二の都市となりました。
元々は軍都の町として発展した経緯があり、その陰でアイヌ民族の辛い歴史がありました。

砂澤ビッキの彫刻は、札幌の南区「芸術の森野外美術館」にも展示されています。
四本の大木を天に向かった建てた作品ですが、今は二本だけになっています。二本は雪や雨、風によって倒れ腐って土となりました。ビッキの代表的な作品の一つです。

四つの風

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