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いんげん豆は甘いのだ。

いんげん豆を蒸し煮にしました。

他の野菜の蒸し煮と同じように、オリーブオイルと水と小さく切った出汁昆布と一緒にフライパンに入れ、蓋をして中強火にかけて水がなくなるまで加熱します。いんげん豆には、カシューナッツを加えました。いんげん豆もカシューナッツもキッチンはさみで切りました。包丁はいりません。

フライパンの中で起こっているのは、

煮る→蒸す→焼く

の3つの調理の過程です。油の入った湯で煮て、水分が少なくなれば蒸した状態、そこから軽く焼く。お米を炊くときの炊飯器の中と同じことがフライパンの中で起こっているのです。

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昆布は野菜の個性を引き出します。その力のために入れるので、出汁がら昆布で大丈夫。にんじんもですが、とにかく野菜の甘さが引き出される調理法です。

フランス、モンペリエの学生食堂で毎日出てきた付け合わせが、にんじんラペと茹でたいんげんを炒めたもの。山ほど食べたけど、甘さはそんなに感じなくて。この蒸し煮にして初めていんげんの甘さを知りました。

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水を少なめにしてポリポリ感を残しても、水を足して柔らかく、往年のフランスの学生食堂的にしても、どちらもおいしい。

茹でたじゃがいもと混ぜてサラダにしても、
卵と焼いてフリッタータにしてもおいしいのですが、
そのままで、充分いけるのが良いところです。

カシューナッツを入れて、味に変化をつけて、たくさん食べてくださいね。
(カシューナッツは水を吸ってやわらかくなります)
これはもう、無限いんげんといってよいでしょう!

いんげん 1束
カシューナッツ 5粒くらい
昆布      1×5センチを割るか、はさみで切る
水50cc~100cc
オリーブオイル 小さじ2
お好みで塩少々 最後にちょこっとふりかけてください。



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