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若い頃の(中学生位まで) IQが高くても大成するとは限らない。

健康診断の多くの数値の一つと捉えた方が良い

IQテストで出される数値は知能の発達を測る目安みたいのものですから…将来の職業への適性などを見るため、むしろ、標準に届かない人のためのものです。 その、原因や環境の改善のために使うとかです。 

ですから、健康診断で1つのチェック項目が良かったぐらいに考えておくのが妥当だと思います。 期間をおいて測り直すと変わりますしね。 特に数値が高くなると、その精度が悪くなります。 IQテストでは150以上は正確に測れないことがわかっています。

選民思想的な意識を持つのは百害あって一利なし

しかし、IQテストの結果が高いことで、天狗になってしまい、本気になってやれば俺はできるんだと、努力しないで、若い頃の貴重な時間を無為に過ごし、人生を台無しにする人もいます。 

頭の回転が早くても性格が悪いのは最悪

たった一つの数値に惑わされて、人生をそれに振り回されるのはどうかと思います。 つまり、何も成し遂げていないのに、一つの数値だけで、若いうちから、選民思想的な意識を持つのは百害あって一利なしです。 鼻持ちならない奴だと思われるだけです。

そう言う状態が長く続くと、頭の回転が早くても性格が悪い、最悪な人種になってしまいます。

刹那的な問題をいち早く解けるだけでは役に立たない

IQテストは頭の回転の速さを測るものです。 クイズや頭の体操のような、刹那的な問題をいち早く解けても、社会には余り役立ちません。

コンピュータなどを利用して常に最適解を出すことが必要

時間制限付きのIQテストで測れない、考えるの遅くても深く考えることができる能力があります。 実はこちらの方が重要なのです。 さらに、コンピュータなどの知的ツールを使えば、より深く困難な問題を解くことができる人もいます。

社会には正解がない問題でも、最適解ではなく、準最適解をどうしても引き出さねばならないことがあります。 人より少し、記憶がよく・認知・計算が早くても、アドバンテージはなく、むしろ多少時間がかかっても、正しく結果が出せれば良いことが多いのです。

それには、物事の因果関係を理解することが非常に重要です。 これが理解できなければ、問題が生じたとき、解決策など到底おぼつきません。

プロのトレーダーは年間を通じて利益を出さなければならない

例としてプロのトレーダーを挙げてみましょう。 プロのトレーダーは一時的に儲けるだけではダメで、年間を通じて結果的に利益を出さねばなりません。 瞬間的にヒットを出すより、トータルで安定した利益出すことを求められるのです。 勘に頼るギャンブルでは、常勝は不可能です。 今日では、投資・取引モデルにコンピュータを使われるのが当然ですので、ブラック・ショールズの方程式に代表される金融工学の基本的な式の特性の意味やその実践的な応用は少なくとも理解できていなければなりません。 こう言う点では、高等数学をある程度理解できる能力は必要ですが、数学が好きで、人並みのIQがあれば可能でしょう。

極端な例を挙げましたが、一般社会においても、長期安定して成長できる能力が多く求められます。 大成功をする天才・鬼才と呼ばれる人材は、一握りのトップに居れば良いだけで、あとはそれを賢く遂行する社員・スタッフがたくさん必要なのです。

以下はブラック・ショールズの方程式に関するWikiからの引用です。

学業の成績の方が重要

特に知能指数を測る機会が多い若い方は、結果に振り回されず、しっかりとご自分の性格を分析し、どのような進路に向いているか、よく考えましょう。 知能テストの結果より重要なのは今の学業の成績です。 これからどうすべきか自ずと分かると思います。 

モチベーションが重要

また、「好きこそものの上手なれ。」と言うのは、凡人にとっては非常に重要な諺です。 なぜなら、モチベーションが保てなければ努力を続けることができないからです。 最も優れた教師とは、なんでも教えてくれる教師ではなく、生徒にモチベーションを与える教師です。 ですから、自らモチベーションを維持しておれば、優れた教師に巡り会わなくても問題ないのです。

逃げる人は仲間として最悪?

私が一番一緒に行動したくない、評価しない人は、困難に直面したとき逃げる人です。 危機に面した時の危険回避のことを言っているのでは無いです。 逃げ癖が付くとそれは負け癖につながります。 しかも戦わずして負ける不戦敗です。

そう言う人の典型的な特徴は、日常生活に於いても、いつも先にできることを後回しにする人です。

?マークが付いているのは、「本当に最悪なのは無能な仲間」と(ナポレオンが言った)言う説があるからですが、私的には、少し厄介に感じるくらいです。 私自身、今は良くても、自分もいつまでも続けられるわけではないから、「明日は我が身」と言うこともあるので、寛容でいたいと思います。

価値観が似た仲間を持とう。

これからの自分自身の努力だけではなく、知人・友人・先輩・後輩・先生・上司・との関わりも重要になってきます。 高校・大学や会社は、一応、選別があるので価値観の近い人が集まりやすいです。 自分が望む、そのような組織に属することができれば、お互いを理解しやすいことは確かです。 前節で、「逃げる人は仲間として最悪?」と書きましたが、価値観が近ければ、逃げる時の判断やタイミングは息が合いやすいので、その後も行動を共にしやすいです。

それが幸せかどうかは別として、少なくとも心は穏やかにして過ごせます。…争いが好きな人は、それはそれで、好きな者どうし、いつも戦えて良いかと思います。 ただし、他人に迷惑をかけないで下さい。

結びのことば

ちなみに、私は試験に強いタイプですが、凡人です。 周りに、本当に頭のいい人と思われる人がごく僅か居ましたが、IQのことなど拘らず一生懸命、真剣に学業に励み、創意工夫して、仕事していました。

まぁ、凡人の私がこんなこと言っても説得力ありませんがwww

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