保活、負の連鎖
法的に育休が最大2歳までとれるようになってから、育休を「最大まで取りたい」という方が増えた気がします。
と言っても2歳誕生日前日で切れてしまうので、たとえば7月生まれなら7月、10月生まれなら10月までしか取れないんですね。(公務員、会社制度でもっと長くとれる方もいますが、ここでは一般的な育休期間を前提とします)
でも実際には学校と同じで4月はじまりなので、4月に入らないと枠がない。なので、1歳4月入園を希望する。
ここまではよく聞く話です。
しかし、だからと言って1歳4月まで育休をとっていると、激戦区ではこんな未来になってしまいます。
【前提条件】
●1歳4月までは育休を取る
●5歳クラスまである認可園が本命である
●認可園に落ちても、なるべく早く認可園に入りたい
【その結果】
●1歳4月認可園応募 → 認可落選 → 小規模認可外園に入園
●2歳4月再保活。しかし周辺の園は持ち上がりで募集枠がなく、やっと空いたのが「2歳までしかない低年齢専用の認可園」で、そこに入園
●3歳4月再保活。低年齢認可園の卒園を迎えるも、受け入れ先が見つからず、再び認可以外園・幼稚園等に入園
●4歳4月再保活。やっと小学校入学前まである認可園へ
まぁこれは本当に厳しいパターン(近くに園がない、激戦区、年収が高かったり祖父母同居だったりと世帯状況が不利等)ですが、ありえない話ではありません。
こうならないためにとれる手段、激戦区ではたった2種類です。
●0歳入園する
●兄弟ポイントを得る
しかし、兄弟ポイントといっても上の子が2歳を迎えるまでに下の子の産休に入らないとなりません。おそらく1~2歳差が限度でしょう。
となると「2学年差」の兄弟になりがちですが、この場合上の子が激戦の3歳にあたってしまうので、できれば「0歳2歳同時入園」を目指したいところです。
結局、激戦区では0歳入園が一番の近道になってしまうんですよね・・・。
自治体によっては秋冬生まれの0歳10月入園を認めているところもありますが、全国的にはまだまだだと感じます。
早生まれは一体どうすればいいんでしょうね。誕生日によって有利不利が変わるなんて有り得ないと思います。
差別のようなこの仕組みは本当にどうにかならないでしょうか。。。
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