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私と自分とほかると。

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【私】無意識を含めた全て。【自分】理論・意思の及ぶ範囲。【ほかる】物理的な存在としての私。
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#感情

私、失敗したいので。

“恥の少ない人生を送ってきました。” トライアンドエラー。 プログラミングでは当たり前のことである。どれだけ努力したって一発でエラーのないプログラムなんて書けない、否、そんなことに神経を遣うより、ゴリゴリ書いてチェックは走らせながらor機械に任せるほうが速くて正確だ。 インターネットの通信方式にしたって、たいていは「ベストエフォート」=「善処します(あるいは、最大限の努力はします)が結果は知らんがな」そして、途中で伝送失敗したら、もう一回チャレンジする。そういう方式だ。

感情暴走族と理論暴走族

「感情的になるな、落ち着け」というのはよくあるけれど、「理論的になるな、落ち着け」と言われることは少ない。 しかし、感情的に暴走することが窘められるなら、理論的に暴走することも同等に窘められるべきだと思う。 正直、感情暴走よりも、理論暴走のほうが害悪ともいえる。 なぜなら、私が今、理論暴走真っ最中だからだ。 誰か止めてくれ!とも思うけど、他人と対面でじっくり話し合えない状況ではなかなか難しい。 理論暴走タイプは、1から始めて999999みたいな現実を超越した論理を展開して

ことばでしか感情を発散できない種族

路上ライブで、全身全霊をかけて歌う彼を 横目に見ながら素通りする私の胸に在るのは ただの嫉妬。 あんなふうに。 全身で感情を出せたら幸せだろうな。 そんなことすら、 ことばでしか出てこない。 声にすれば、違ってしまうの。 態度にすれば、白々しくなるの。 音を持つようで、 実は持たない、 聞こえも見えもせぬ 私の内部で生まれ、 死んでゆくことばたちよ。 なんと孤独なことばたち。 せめて、 嗤いながら死んでくれ。 ことばでしか感情を発散できない私を。