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私と自分とほかると。

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【私】無意識を含めた全て。【自分】理論・意思の及ぶ範囲。【ほかる】物理的な存在としての私。
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2018年12月の記事一覧

note元年

温度の分からない水に入る。 熱いのだろうか?冷たいのだろうか? おそるおそる足を踏み入れてみれば、 私の皮膚は急激な温度変化に悲鳴をあげる。 だけどその時周囲も私の温度に影響されている。 ――初めてnoteに触れたのは、今年の2月。 ぽっと出の私の、ぽっとした発言に、 ”スキ”が付いた。 誰にも愛されなくて誰も愛したくない私が、 愛さざるをえない、言葉たちの羅列を、 イイね!と評価されるのではなく、好いてくれる人が現れた。 見ず知らずの私の、心の叫びを、 好いてくれる人がい

アマの弱輩

前略 上司様 あなたが言った「できないときは、できないって言ったほうが良いよ」。それが、私に一番できないことなんだよ。早く気づいてくれないかな。「"できない"って言うことができない」って言うこともできないんだ。 草々…我ながら相当面倒くさい奴だと思う。 嫌いなやつとほど仲良くする。 そこらでいいよと言われるほど粘る。 キレてるときほど笑う。 嫌なときほど快諾する。 ことばを愛しながら理系を専攻して、 全く興味のない会社に入って、 長い髪が好きなのにショートにして、 暖色系

ことばでしか感情を発散できない種族

路上ライブで、全身全霊をかけて歌う彼を 横目に見ながら素通りする私の胸に在るのは ただの嫉妬。 あんなふうに。 全身で感情を出せたら幸せだろうな。 そんなことすら、 ことばでしか出てこない。 声にすれば、違ってしまうの。 態度にすれば、白々しくなるの。 音を持つようで、 実は持たない、 聞こえも見えもせぬ 私の内部で生まれ、 死んでゆくことばたちよ。 なんと孤独なことばたち。 せめて、 嗤いながら死んでくれ。 ことばでしか感情を発散できない私を。

自分の感受性も自分で守れない。ばかものです。

膝抱えて泣いてたって 誰も助けてはくれない。 うずくまって震えてたって 何も好転しない。 泣き叫んでなんとかなるのは ほんの最初だけ。 いくら涙で顔がぐしゃぐしゃになろうとも、 どれだけ大声で喚き散らしても、 痛みも苦しみもタスクも減らぬ。 期待するから、 絶望する。 信頼するから、 裏切られる。 ――嫌な、世界ね。 泣こうが喚こうが 状況は変わらないから 抗うのも異を唱えるのもやめた。 嫌いなのにニコニコして、 キレてるのに大声で笑って、 しんどいのにはしゃい