Scatman John
スキャットマン・ジョン
伝説のミュージシャン。吃音者
人と話すのが大好きな子供だったが、壮絶なイジメに遭ったせいでしゃべることが怖くなり、人間不信となる。十代前半からアルコール、ドラッグなどに手を出し、一方では鬼のようにピアノを弾きまくった。
自分にとってのコミュニケーションの手段は、もはやピアノしかないと思っていたからだ。
しかし彼は、本当は歌いたかった。歌を歌いたくて仕方なかったのだ。
元々人と話すのが大好きで、なんとか歌で人を楽しませたい・・・
幼き頃からあったその気持ちが、ずっと心に残っていたのだ。
人が怖い、信用できない、でも本当は仲良くしたい
そして転機が訪れた。スキャットというアイデアを思い付いたのだ。
スキャットとは自分の声を楽器だと考え、歌詞の代わりにデタラメな言葉の羅列で演奏に参加するボーカルスタイル。ボイスパーカッションとも違う。
このスタイルでメジャーデビューしたのは実に52歳という・・・
しかも大ブレイク。遅咲きも遅咲き。
だがそのわずか5年後には病気で他界してしまった。
今紹介しているデビュー・シングル「Scatman (Ski-Ba-Bop-Ba-Dop-Bop)」
この人はこの1曲を世に出すためだけに生まれてきたと言っても
決して過言ではないだろう・・・まさに本当の意味での一発屋
純度100%混じりっけなしの、一発屋の中の一発屋・・・
まだ聴いたことのない方、
その気迫あふれる全身全霊のスキャットをお聴き逃しなく・・・
それでは今日も美味しい食事を楽しみましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!