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65歳以上の高齢ドライバーが対象、中古車の購入でも利用できる「サポカー補助金」とは?

補助金ポータル編集部です。

先日2019年の4月に発生した高齢ドライバーによる自動車事故「池袋暴走事故」の初公判が行われ、厳罰を求める署名活動などの影響もあり国内では大きなニュースとなっています。

事故の原因についてはまだ判明していませんが、75歳以上の高齢ドライバーが特に起こしやすいものとして、アクセルとブレーキの踏み間違い事故が挙げられることから、誤動作を主張する被告人の姿勢には多くの批判が集まっているのが現状です。

そこで、今回は高齢ドライバーの踏み間違い事故の防止に向けて2019年から実施されている「サポカー補助金」という制度について紹介します。

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65歳以上の高齢ドライバーが対象、中古車購入でも使える「サポカー補助金」とは?

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★サポカー補助金とは?

サポカー補助金とは、自家用自動車を対象とした経済産業省の「安全運転サポート車普及促進事業費補助金」と、事業用自動車を対象とした国土交通省の「安全運転サポート車普及促進に係る自動車事故対策費補助金」の総称で、政府の指定を受けた「安全運転サポート車(新車・中古車)」の購入と、後付けの「ペダル踏み間違い急発進抑制装置」の購入について、それぞれ定額の補助を行います。

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◆実施期間について

現在は通年で実施されていますが、予算に達し次第終了の予定です。

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◆申請対象者

65歳以上の高齢運転者が対象です。

自家用自動車については個人名義のみでの購入が補助対象で、1人につき1台限り補助が交付されます。

事業用自動車については法人名義での購入も補助の対象で、その場合には65歳以上の高齢運転者の人数分の数の車両が補助対象となります。

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◆対象となる車種

車両購入、ペダル踏み間違い急発進抑制装置の設置、どちらの場合もサポカー補助金の対象となっている車種のみが補助の対象となります。

原則として新車については令和元年12月23日以降の登録(届出)が、中古車については、令和2年3月9日以降の登録(届出)が対象となります。

また、後付け装置については、認定された店舗における、令和2年3月9日以降の取付が対象となります。

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◆補助額について

(1)車両(サポカー)購入についての補助

サポカー購入に対する補助は搭載されている機能が「対歩行者の衝突被害軽減ブレーキのみ」か、それに加え「ペダル踏み間違い急発進抑制装置も搭載」かで上限額が異なります。

【1.対歩行者の衝突被害軽減ブレーキのみ搭載】
登録車(軽自動車以外の自動車)の場合:最大6万円
軽自動車の場合:最大3万円
中古車の場合:最大2万円

【2.上記にくわえ「ペダル踏み間違い急発進抑制装置」を搭載】
登録車(軽自動車以外の自動車)の場合:最大10万円
軽自動車の場合:最大7万円
中古車の場合:最大4万円

(2)後付けのペダル踏み間違い急発進抑制装置購入補助

安全装置の購入に対する補助は「障害物検知機能」の有無によって上限額が異なります。

障害物検知機能付き:最大4万円
障害物検知異能なし:最大2万円

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◆申請手続きについて

サポカー補助金のうち「後付けのペダル踏み間違い急発進抑制装置」については、安全装置の設置を行う事業者が代理申請を行うため、購入者の手続きは不要ですが、「サポカー購入」の場合は販売店のサポートは想定されているものの、原則として購入者が申請を行わなければならないため、申請の流れについてはあらかじめ把握しておくことが必要です。

サポカー購入補助について手続きの基本的な流れは下記の通りです。

1.補助対象車両の登録・届出
2.車検証の使用者による補助金交付申請書作成
3.次世代自動車振興センター(事務局)に郵送
4.審査及び補助金交付決定
5.補助金交付(振込)

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★まとめ

今回は経済産業省と国土交通省によって実施されている「サポカー補助金」について紹介しました。

オートマチック車の普及と少子高齢化により国内では近年「踏み間違い事故」が増加しており、2019年4月にはそれを象徴するかのような凄惨な事故「池袋暴走事故」も発生し、厳罰処分を求める遺族の署名活動には39万人以上が賛同することとなりました。

足元の安全対策が未来の被害者・加害者双方を救う事もありますので、高齢ドライバーの方は是非制度を活用し、サポカーの購入、又は安全装置の設置について検討してみてはいかがでしょうか。

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