マガジンのカバー画像

細田 暁 センター長のメッセージ

12
私のイメージする豊穣な社会とは、 「すべての人が、先天的・後天的に与えられた資質と能力を十分に活かし、生き生きと生活し、将来世代のために志と希望を抱いて、生きるための環境を耕し続… もっと読む
運営しているクリエイター

#YNU

豊穣な社会研究センターPV

自律分散的な研究活動とイノベーション

「自律分散」というキーワードが一番適しているのかは分かりませんが、私は自分たちの研究プロジェクトのやり方を説明するときによく使うキーワードです。 プロジェクトや組織運営にはいろんなやり方があるのはもちろんです。 私も一つのやり方でやっているわけではありません。私にもいろんな役割があるし、すべての役割がリーダーというわけでももちろんありません。 自律分散的で活発な活動を展開するチームを組織するためには、チームメンバーが共鳴する明確なヴィジョンや目指す方向性があることと、チ

豊穣C、元気なインフラ研究所のコンソーシアム設立! 会員募集しています。

豊穣な社会研究センターの中にある3つの研究所の一つ、「元気なインフラ研究所」のコンソーシアムが設立されました。 コンソーシアムがどのようなものなのか、4分程度で分かる動画も公開しています。 コンソーシアムの規約はこちら。 会員資格は各年度の年度末までで、新年度になると更新の手続きが必要となります。2024年度以降は、基本は年会費5万円(1法人ごと)。会費を請求しない場合(例えば行政機関など)もあるので、ims-hojyo@ynu.ac.jp にお問い合わせください。

「元気なインフラ研究所」の目指す方向性

豊穣な社会研究センター、センター長の細田 暁です。 このセンターには、3つの研究所があり、その一つが「元気なインフラ研究所」です。 元気なインフラ研究所の概要元気なインフラ研究所では、社会の活動を支える様々なインフラ(社会基盤)のうち、土木や建築の分野のインフラについての研究、教育を行います。 インフラは平時の皆さんの生活を支えています。現代文明社会においては、インフラが無くなると、我々は死にます。日本という国土に1億2千万人以上もの人がひしめいて住んでいる以上、これは

豊穣な社会研究センター、とは?

皆さん、こんにちは。 横浜国立大学、豊穣な社会研究センターのセンター長の細田 暁です。 豊穣な社会研究センターは、2023年4月に発足しました。「豊穣な社会」を目指して、研究と教育に取り組みます。 「豊穣な社会」とは何か? この問いこそが重要であると考えています。 私が抱く「豊穣な社会」のイメージは、「すべての人が先天的・後天的に与えられた資質と能力を十分に活かし、生き生きと生活し、将来世代のために夢と希望を抱いて生きるための環境を耕し続ける、豊かで稔りある社会」と

具体的なつながり方研究、ついにスタート!

豊穣な社会研究センターの中にある、つながり方研究所ですが、4月5日、5月17日と対面(一部の方オンライン参加のハイブリッド)で勉強会を重ね、毎回、濃厚な懇親会での議論もセットで、ようやく方向性が見えてきました。 私が指導教員を務める学部4年生の落合君がつながり方研究で卒業研究に取り組むことになり、これもまた朗報。詳しくは別途、落合君にもエッセーを書いてもらおうかと思いますが、彼がこのテーマで卒論に取り組むことになったのも、天の導きとしか言いようのない展開。つながり方研究所の

豊穣な社会研究センターの活動を推進するにあたって

豊穣な社会研究センターが4月に開設されました。また、このセンターの活動を併走しながら支える組織として、豊穣な社会のための防災研究拠点(YNU防災研)が2021年度から活動を活性化させていました。 豊穣センターとYNU防災研の目指すべきところは少しずつ明確になってきており、ともにチャレンジする仲間も増えてきています。センターと防災研の役割分担がまだ明確になっていないと感じられる方もおられるかもしれませんが、現時点ではそれぞれがお互いを支えながら存在することに意義があると私は思

つながり方の研究

一つ前のエッセーで、豊穣な社会研究センターのつながり方研究所のことを紹介しました。 今回は、もう少し具体的に、現在取り組んでみたいこと、を書いてみたいと思います。 豊穣な社会研究センターのつながり方研究所のメンバー(やその周囲の方々)と取り組んでみたい、と私が思っていることを、(1)研究プロジェクト、(2) 対話・セミナー系、(3) 学生との連携、という3つの切り口で整理してみました。まだまだアイディア段階ですし、どんどん拡がっていくと思うので、ご興味のある方は遠慮なくコ