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新入生の皆さま、ご入学おめでとうございます!
ようこそベトナム語専攻へ。
在校生の皆さま、ご進級おめでとうございます!
今年も楽しく頑張りましょう♪
OBOGの皆さま、初めまして/ご無沙汰しております/いつもお世話になっております。

2005年入学・2010年卒業、昨年度ベトナム語専攻に着任いたしました、近藤美佳と申します。今週のnoteはわたくし近藤が「共研とわたし」というテーマでお送りいたします。どうかおつきあいよろしくお願いいたします。

わたしの生まれは足助町(「あすけちょう」と読みます)。愛知県の北東部、かつて太平洋側の塩を信州まで運んだ伊那街道筋に位置し、山間にありながらも交通の要衝として賑わった宿場町でした。その面影を残す町並みは、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。約4,000本もの紅葉が山を赤く染め上げる「香嵐渓」も必見です。
(参考:豊田市足助観光協会HP http://asuke.info/)

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いつかの帰省時に撮影したわが実家(笑)

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母撮影の 香嵐渓(2020年11月)。
紅葉もきれいですが、個人的には新緑の季節が
オススメ

すみません。開始早々お国自慢が過ぎました。こんな地で野山を駆けずり…まわるほどの運動神経には残念ながら恵まれませんでしたが、大自然と田舎特有のゆる濃ゆい人間関係に揉まれながらわたしの「根っこ」は形成されました。

足助を離れ、粟生間谷へやってきたのは16年前(!)の桜の季節。とかく不便だと文句を言われがちな粟生間谷の地ですが、足助育ちのわたしは「バスが1時間に3本も来る!車で送り迎えしてもらわなくても街に出られるなんて感激!」と大喜び。期待に満ち満ちた大学生活の始まりでした。

「共研」ことベトナム語共同研究室に初めて足を踏み入れたのは、ベトナム語専攻のオリエンテーションの日だったように思います(違ったかな?)。

ドアを開けると視界に飛び込んできたのは大きな窓から差し込む光に照らされた、雑多に積まれた本、雑誌、新聞。棚の上に鎮座する龍。机の上に並ぶ、分厚い辞書がこれでもかと詰まった紙袋…なんだかものすごく圧倒されたのを覚えています。

柄にもなく怯んだわたしに、

「何だ、きみは足助から来たのかね。」

と声を掛けてくださったのは冨田大先生でした。

割と難読地名扱いをされがちな「あすけ」。県内の人間であっても「あしすけ」なんて読むヤロ…いえいえ、人が少なくない中、まさか遠く離れた地で、初めてお会いした先生に一発で正しく読んでいただけるなんて。さすが足助!わたしが思っている以上にその名を馳せて…いたわけではどうやらなさそうで、聞けば、その数年前に足助観光協会がアジアをテーマにしたイベントを開催しており、そのベトナムブースの監修を冨田先生がされたというではないですか!!

いや、待って。何だ、この素敵すぎるご縁!!

そんなビッグな土産話を持って喜び勇んで帰省したGW。両親にその話をしたところ、

「ああ、〇〇だら?中学んときの同級生だわ!」

なんと、そのイベントを担当していた観光協会の方は父の元同級生であったことが判明。翌日にはその方との対面を果たすことになったのでした。

このご縁で2011年には冨田先生が主催するベトナミスト・クラブの旅行、「歴史探訪」の行先に足助を選んでいただきました。外大・クラブ関係者が足助にいるの、なんだか不思議な気持ちだったなあ…(笑)

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足助の秋祭りで興奮気味に山車を引く
冨田先生(笑)

つづく

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