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【自然体験に関する保護者の意識調査】子どもの自然体験に関心がある保護者 95%

未就学児、保育園等に通う子どもを持つ親1,677名を対象に「食育に関する保護者の意識調査」を実施しました。

この度の調査の結果、自然体験に興味はあるものの、何らかの理由で自然体験に取り組めていない保護者が29.16%いることがわかりました。一方、自然体験に取り組んでいるとした保護者でも、「家庭で行っている」と回答した保護者は全体の51.88%となり、「園・学校で行っている」と回答した保護者(54.03%)を下回る結果となりました。
自然体験に取り組めていない保護者のうち60.33%が「時間がないから」取り組めていないと回答し、次いで「自分に十分な知識がないから」(41.51%)「自然のある場所が近くにないから」(37.63%)と続きました。自然体験の場として「園・学校で行っている」と回答した保護者(54.03%)が一番多かったことから、保護者の時間や知識・環境の問題について、園も同様に向き合っていくことが今後求められそうです。
自然体験というとハードルが高いかもしれませんが、本調査がご家庭や園関係者にとって、自然体験について見直す一助となれば幸いです。

調査結果のトピックス

1.子どもの自然体験に関心のある保護者 94.99%
2.自然体験に取り組みたいが取り組めていない保護者 29.16%
3.積極的な自然体験活動を園選びの基準にしている保護者 82.11%
4.園や学校で実施してほしい自然体験イベント1位は「動物に触れあう」2位は「農業体験」

調査結果トピックス詳細
1.子どもの自然体験に関心のある保護者 94.99%
子どもの自然体験(自然と触れ合うような機会/体験)に関心があるかどうか質問したところ、52.71%が「とても関心がある」、42.28%が「関心がある」と回答しました。合わせて約95%の保護者が子どもの自然体験に興味があるという結果になりました。

2.自然体験に取り組みたいが取り組めていない保護者 29.16%
自然体験について、取り組んでいるかどうか質問したところ、「取り組みたいが取り組めていない」と回答した保護者が全体の29.16%いました。これは「園・学校で行っている」(54.03%)「家庭で行っている」(51.88%)に次いで3番目に高い数字となっており、保護者の3人に1人は自然体験に意欲的でありつつも何らかの理由で取り組めていないことになります。
その理由を質問したところ、「時間がないから」(60.33%)を選択した保護者が一番多く、「自分に十分な知識がないから」(41.51%)「自然のある場所が近くにないから」(37.63%)が続きました。自然体験を園・学校で行っていると回答した保護者が一番多いことから、こういった保護者の課題を解決するためには今後さらに園や学校の協力が求められそうです。

3.積極的な自然体験活動を園選びの基準にしている保護者 82.11%
実際に、園や学校での積極的な自然体験活動の実施が園や学校選びの際の重要視するポイントになると思うかどうか質問したところ、「ややそう思う」(46.81%)「そう思う」(35.30%)で82.11%の保護者が園や学校選びの際に重要視しているようです。

4.園や学校で実施してほしい自然体験イベント1位は「動物に触れあう」2位は「農業体験」
今後園や学校で行ってほしい自然体験活動、または今後も継続してほしい自然体験活動について質問したところ、1位が「動物に触れあう」(56.83%)2位が「農業体験」(56.41%)と、次いで「森林の中で遊ぶ(施設なども含む)」(44.54%)も併せて、保護者が日常では経験させづらい体験を園や学校に期待していると言えそうです。一方で、その後に続く「公園で遊ぶ」(43.59%)「虫取りや魚釣りなど」(39.59%)からも、普段の活動を継続することも保護者にとって重要な役割を果たしているといえるでしょう。

■調査概要
・調査方法 :はいチーズ!利用者へのWEBアンケート調査
・調査対象者:未就学児、園・学校に通う子どもを持つ親 1,677名
・調査実施日:2022年12月15日~2022年12月26日

※調査結果から、内容を転載/ご利用いただく場合は、クレジット 「はいチーズ!調べ」の表記をお願いいたします。(SNSはリンクのみで転載可)