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「ぷっぷ」立ち上げから1年

昨年5月に初めて「ぷっぷ」のお茶会~よりよい保育を目指して語り合おう~を開催してから約1年。全24回。私が学んだことを書き起こしてみようと思う。

①保育のことを気軽に語れる場って大事
保育の「振り返り」の場を求めて立ち上げた「ぷっぷ」のお茶会~よりよい保育を目指して語り合おう~。
改めて、職場の外に保育のことを気軽に語れる場があることの大切さを感じている。「あれ?これでいいのかな?」と思うことがあっても、職場では人間関係が良好であることが大切なので「相手にどう受け取られるかな?」という迷いが生じてなかなか声に出せないことがある。
まずは安心して、誰にも否定されることなく、「あれ?」を言葉にする。モヤモヤを吐き出す。自分の言葉で語ってみる。そして「私はこれを大切にしたい」という思いを整理して自覚して職場に持ち帰る。「よりよい保育」を目指す出発点はそこにあるような気がしている。

②子どもを真ん中に置く
「私はこれを大切にしたい」という思いというのは、言い換えると子どもを見る「視点」であると思う。目の前の子どもの姿を捉える「視点」。その「視点」を増やし、精度を高めていくことが「保育観」を磨くことであると思う。
「子どもに寄り添う」「子どものため」というは当然のことのようだけれども、実はとても難しい。「子どものためにはこうした方がいいのではないか?」が出発点であっても、保育士間で意見が合わないと、「こんなこと言われた!」「私間違っている?」「どっちが正しい?」という思考に向かっていることがある。いつの間にか子どもが真ん中にいなくなっている。プライドが邪魔をするような感覚。「ぷっぷ」のお茶会で話している中で、私にもあるなと気づかされた。
自分が子どもを見ている「視点」は、常に他の保育士とは違う。だから、私はこういう視点で見ていたよ、と表現し合うことが大切。自分の「視点」に気が付いていないことも多い。互いの「視点」に学ぶ。そこには必ず子どもがいる。「保育観」を磨くことは、子どもを真ん中に置くこと。

③遊び心を持つ
これは「ぷっぷ」と名付けた由来でもあるのだけれど、改めて、今の世の中に失われてきているもののように感じる。「ぷっぷ」のお茶会の中で「保育が楽しくなるようにと助言をしたつもりが、自分の保育を否定されたと誤解して落ち込んでしまう保育士さんが多い」という話が何度も出た。これは上記の「子どもを真ん中に置く」ことが突破口になる気がしている。目の前の子どもをよく見て、その子らしさを面白がる。それが遊び心を持つことなのかも。それが保育を楽しむことにつながるのかもしれない。

④発信してみる
交流会を立ち上げるなんて全く自信のなかった私が、『ディアローグ』という場の力を借りることで、立ち上げを実現でき、1年間継続できた。すごい!
そして「ぷっぷ」のお茶会で語り合っていることは、「よりよい保育」を目指す上で本当に価値があることだと感じている。
次なる一歩は発信することかな。これも本当に自信がないのだけど、私の次のチャレンジ。SNSを通じて保育に関わる発信を見ていると、素晴らしい方がたくさんいて、「わたしなんて」とひるんでしまいそうになるけれど、一方で、保育業界にこんなに素敵な方々がいるのか!と励まされてもいる。同じように、私が学んだことをつたないながらも発信することで、励まされる人がいるかもしれない。それが「よりよい保育」へ何かつながるかもしれない。
まずはこのnoteに細々と書き留めていこうと思う。

【お問い合わせ】
「ぷっぷ」のお茶会に関心をもって下さった方は、お気軽に、保育士まなみのツイッターにDMをお送りください!
保育士、幼稚園教諭、潜在保育士、保育を学ぶ学生、その他保育に関わる方ならどなたでもご参加いただけます。

開催日:毎月 第1・第4金曜 20~21時
       第2土曜 10~11時(11:30までアフタートーク)
場所:zoom


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