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保育所に入れん!

コロナ禍で日本は出生数が減り、フィリピンでは爆増した。やる事ないから子作り笑

夫婦間の在り方や働き方の違い(そもそフィリピン人で働かない奴が多いw)はあると思うが…

フィリピンと日本の子育ての違いは良くも悪くも沢山あるが、最大の違いは子どもを作ったら誰かしら面倒見てくれる家族が沢山いるということ。世帯あたりの頭数が多かったり、家族が近くにいたり、住み込みメイドが激安だったり(いいことばかりじゃない)する。そうして、母は働きに出るのだがそうすると当然子どもは出来にくくなる。その末が日本。

行政では待機児童ゼロという。でも保留児童は多い。
※保留児童
・特定の保育所への入所を希望(職場との兼ね合いで選択肢が限られてる場合もあるが、自治体跨ぐとほぼ希望の入所は難しい)
・保護者が求職活動を休止してる
・保護者が家で求職活動をしてる(ネット時代なのに)
・保育所以外のサービスを利用してる(認可外含め)
これらは「待機児童」ではなくなる。つまり保留児童。

行政の仕組みと保育所の構造がガチガチなので、0〜2歳、特に0、1歳はどこも定員で、3〜5歳は定員割れの園が多い。フィリピンの場合、家族が面倒見てくれるが、先進国では家族が離れて住んでいるので難しい。

日本の点数制が現状と合ってなかったり、保育士配置数の問題(0歳3人に対して1人配置。安全のためだが、商売で言えば0歳3人の売上で全てのコストカバーし、利益出さないといけない)や、現場では実際のとこ人員不足が慢性化してたりする。人員不足というか、目が足りない。人は病気もすれば怪我もする。

コロナ真っ盛りの時では職員もコロナに罹患し、保育所では汁塗れ。対策もクソもなく、罹患すれば月間120時間を割り、役所に1人あたり30万払わないといけない。うちは一昨年は300万以上払った。

政治家も行政も頑張ってくれているが、基本的に全てが硬直化しており、柔軟性がないので(難しいのもわかる)連日0ちゃんの問い合わせや見学があっても泣く泣くお断りせざるを得ない。面積要件は柔軟性が欲しい。

一部の園では、特例措置として、0ちゃん14名に1〜2歳それぞれ4人という変則園もある。ほぼゼロちゃんと特化。

小規模認可園がそれに近いが、特化することはそれだけリスクもあるので、行政はまず0〜2歳園に優先的に子どもを入れるべきだ。そして、練馬区のように幼稚園との連携をすることで受け皿を増やしてゆく。

日本はコンビニ型が向いており、大型園よりも小さな園が沢山ある方が保護者の観点からは有難い。が、小さな園は人員1人あたりに寄るところが大きいので病気や怪我の際に辛い。派遣等で乗り切るが、行政からの一時派遣サービスも欲しい。というか必要だろ。どう考えても。その為には保育所開設の不動産要件も緩和してもらわないと無理。賃貸の場合は取り合いになりすぎる。うちも出せる場所を常に探しているが、不動産的にダメだったり、行政的にダメだったり。保育所は元々地主、神社、お寺さんなどの有力者が経営者なので「配慮」が仕組みに組み込まれるほど配慮されている。

あとは、メイドさんサービス拡充で保護者は乗り切るか、外国人保育士さんを整備してゆくかくらいか。

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