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子どもへ日記25 202306151028

子どもへ日記25 202306151024

8歳になりました!

2015年の6月15日に産まれた彼。場所はマカティの郊外。

初めての我が子だったので夢の中にいるようなフワフワした気持ちと出産時の悲鳴の緊張感とでいっぱいでした。

赤ん坊の頃からおしゃべりでずっーっと何かしら喋り倒してました。今でも変わらず…です。

カッコつけたがりでビビりな性格ですが、イタズラ大好きでいつも弟と喧嘩になる子。でも弟が怒られて泣いていると「かわいそう」と静かに泣いていることを僕らは知ってます。

頑張り屋さんなので怖くともやりたくなくともとりあえず頑張ってみる君を誇りにも思うし、学校開放時の見学でクラスの女子に抱きつかれてはにかんでいるのは可愛かったけど僕にはそんな人生ありませんでしたのでとりあえずお尻をキックしておいたのは憎からぬ気持ちからでした。

僕が父親で申し訳ないという気持ちは常にあり、もっと優しい父親でありたいと思う気持ちは拭えません。しかし、残念なことに僕しか父親がいないので我慢してください。

猛スピードで成長してゆく君たち。

そのスピードがあまりに早すぎて僕らの認識が追いつかず、君は不満に思うことも多いだろうと思う。

それでも毎晩寝る前にハグと❤️Uを忘れない君の愛情の深さにはいつも助けられているし、たまに見せてくれるキラキラした笑顔は本当に幸せな気持ちにさせてくれる。

家ではいつも際限なく散らかりまくるし、僕らがNetflix なんか見る時間もない。いつもふざけてばかりで中々風呂にも入らず、服はあちこちに散らかり、想像もしてない場所から靴下が見つかる。

習い事の送り迎えは本当に大変!毎日毎日かなりの時間を割かれるし、いつも忘れ物ばかりでそのお届けやチェックをしてる最中でも他の子が泣き喚いたり怪我もしたりする。サル山に住んでいるような気持ちにもなるし、早く自分の時間がもっと持てるようになりたいとも思うけど、君たちが巣立ってしまうときっと僕らは君たちのことばかり話すようになると思う。君たちのつくったエピソードや写真、動画。その中で君たちはいつも最高の笑顔を見せてくれるけど間違いなく本物には及ばない。

僕の都合で転校した時のお友達とのお別れはまだ小さな君には過ぎる痛みだったかもしれない。いつも遊んでいたりたまに喧嘩してた仲良しの友達が泣きじゃくりながら君に抱きついてきて抱き合っていた姿は剥き出しの純粋さに心打たれずにはいられなかった。

父は友達作りが下手で両手で余る程しか友人は居ない。大きくなるにつれ、友達は増えると思う。でも善意の表情に隠された悪意を君は性格的に気が付かないかもしれない。でも人は立場、都合によって赤くもなれば白くもなる。そしてそれは悪いとは限らない。皆自分が大事だし、自己都合を優先して他人に足を向けるのが普通だから。それでも中には共に手を携えてくれたりする人もいる。それもまた事実だ。君も裏切られたような気持ちになることも多数あるだろう。それでもそんな人ばかりでないことも覚えておいてほしい。君は君の人生において主役だけど、他の人の人生においては脇役であり、その主役への尊重が相手に伝わった時にのみ本当の友情になる可能性があると思う。クラスでいじめられてた女の子を何人かの男の子から守った時の気持ちを忘れないでほしい。

子の成長は紛れもなく親の幸せだけど、まだまた子どもでいて欲しい気持ちもある。父親としてはいまから子離れの心の準備をしてるけど君のお母さんにはそれは難しいかもしれない。

今日はムエタイの練習の後に君の欲しがってた靴を買いに行って、君が行きたいと言っていたお店でご飯にしよう。今日だけは僕も怒らない。怒らないようにナイフで身体に刻んでおく。早く早くも言わないように。

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