いつでも父にはI’m okayしか選択肢はない。
上の2人は年子なので次男は何をやっても兄に勝てない。だから劣等感がある。
最近は別々習い事を始めて次男はピアノ。初めて兄より出来ることが出来た。だから出来る限り毎月1人ずつ旅に連れてくことにした。
今まで長男とムエタイ旅でマニラ。次男連れてサイパン。来月は次男連れてマニラ。その次は長男連れてタイかベトナムあたり。
1人ずつ連れてくことで自立心を養いたい。そしてたまには家族全員での旅。
父として「経験」をプレゼントしたい。
そこで普段しないような人生の話を少しばかりしてみたい。経験に少しばかりの知恵を混ぜて深みのある人格形成の基礎をつくりたい。
君たちの人生という旅路を見届けることは出来ないが、旅路の始まりを伴走することはできる。
僕なりの愛で君たちの人生に起こりうる全てのことを乗り切る筋力をつけるのが父の役割だと思っている。
だからこれが、これが自身の人生を諦めないでいられる原動力なのだ。父はいつでもI’m okay. これしかない。
いつも胸に抱いていた子がいつのまにか歩くようになり、ひいていた手も必要ではなくなり、少しずつ自分たちで友達を見つけ、外へ出てゆく。
少しずつパパやママは小さくなり、自分の世界が引き換えに拡がり続ける。
そこには成長の嬉しさと手を離れてゆく寂しさがある。
いつもいつも「パパ!」「ママ!」「見て!」とうるさく感じていたのに。
子育てほど自分を揺さぶる仕事はない。
うるさくて雑に扱い、反省して優しくなり…の繰り返し。
でもこれは一生誇れる仕事だと思ってる。