保育士試験まであと84日(ESD)
ESDとは
・Education for Sustainable Development(持続可能な開発のための教育)の略
・持続可能な社会の創り手を育むための教育活動のこと
・2002年の「持続可能な開発に関する世界首脳会議」で日本が提唱した考え方
・同年の国連総会で採択された国際枠組み「国連持続可能な開発のための教育の10年」(2005-2014年)及び、2013年のユネスコ総会で採択された「持続可能な開発のための教育(ESD)に関するグローバル・アクション・プログラム(GAP)」(2015-2019年)に基づいて、国際的に取り組みが進んでいる
・SDGs(持続可能な開発目標)との関連では、目標4「すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯教育の機会を促進する」のターゲット4 に位置付けられている
・2016年12月に発表された中央教育審議会の答申「幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について」には、「持続可能な開発のための教育(ESD)は次期学習指導要領改訂の全体において基盤となる理念である」と記載
・答申に基づき策定され、 2017年3月に公示された幼稚園教育要領にも、全体の内容に係る前文及び総則において、「持続可能な社会の創り手」の育成が掲げられている
ESDで目指すこと
(1)持続可能な社会づくりを構成する「6つの視点」を軸にして、教員・生徒が持続可能な社会づくりに関わる課題を見出します。
持続可能な社会づくりの構成概念
1. 多様性(いろいろある)
2. 相互性(関わりあっている)
3. 有限性(限りがある)
4. 公平性(一人一人大切に)
5. 連携性(力合わせて)
6. 責任制(責任を持って)
(2)持続可能な社会づくりのための課題解決に必要な「7つの能力・態度」を身につけさせます。
ESDの視点に立った学習指導で重視する能力・態度
1. 批判的に考える力
2. 未来像を予測して計画を立てる力
3. 多面的・総合的に考える力
4. コミュニケーションを行う力
5. 他者と協力する力
6. つながりを尊重する態度
7. 進んで参加する態度
詳細:文部科学省HP
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