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考えごと日記その23 「新・幕末史 第1集 第2集」を観て、戊辰戦争を考える

「NHKスペシャル 新幕末史」の第1集、第2集を観た。ヤバい。なんだこのおもしろさは。ボクの知りたい知りたい病と妄想病がどんどん大きくなっていくではないかッ。

というのは……いや、あまりの興奮で何から書いていいのかわからないぞ。まず、幕末明治維新の黒幕は、英国のパークスであることはもはや揺るぎないものであろう。

そして英国と米国は日本を植民地ではなく、従属国として支配しようと考えていた。しかし本番組ではどうやらプロイセン(ドイツ)は違う考えをもっていたというのだ。それは蝦夷地(北海道)の植民地化。

列強諸国は皆が手を取りあって世界を植民地にしていったわけではない。表では握手をしていながら、裏では覇権の奪いあいを繰りかえしていた。そこで新興国であるプロイセンが、英国の好きにはさせないと虎視眈々と狙っていてもおかしくはない。いや、むしろそれが自然ではなかろうか。

本来なら江戸城無血開城で終結するはずだった戊辰戦争。ところが、なんとプロイセンとイタリアが幕府側の東北諸藩を焚きつけて、戦争を継続させたというのだ。つまり新潟を開港させて、そこから列藩同盟軍に武器を流して支援したという。

これはね、ちょっとヤバイよ。いやマジで。ここからはボクの妄想だ。新潟といえば北越戦争。これは戊辰戦争のなかでも新政府軍の犠牲者がいちばん多かった戦争で、もっとも過酷でもっとも激しい戦争だったのだ。

その北越戦争のきっかけは河井継之助による小千谷談判。もしかするとこれはプロイセンかイタリアの口添えによるものだったのではないだろうか。よくよく考えると、他藩がみな恭順をしめすなか、なぜ河井継之助はわざわざ中立を宣言したのか。中立を宣言することによって長岡藩や河井継之助本人になにかメリットがあるのか。これを明確に答えられる人はいるだろうか。

そしてもうひとつ。榎本武揚は旧幕府軍を引き連れて蝦夷へ向かった。そして榎本はそこで独立国をつくると言い出したのだ。これ、これをどう考えればいいのだろうか。もしかすると、もしかするとだよ。これもプロイセンかイタリアの口添えがあったというのはどうだろうか。

逆にだ。逆に考えて、榎本が独断で蝦夷で新しい国をつくろう考えたとする。榎本の独断……ちょっと無理がないだろうか。なにか後ろ盾があったからこそ、蝦夷で新しい国をつくろうとした、というほうが自然ではないだろうか。その後ろ盾がプロイセンやイタリアだ。

いや、わからない。これはしょせんド素人の妄想にすぎないからね。だけど河井継之助だけが中立を宣言したり、また榎本武揚がいきなり蝦夷で国をつくると宣言したり。みなさんはこれをどう考えるだろう。

こうしてボクの歴史探求は、どんどんドロ沼へとハマっていくのだった……💧💧


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