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旅立ちました…

まず、ご報告が遅くなってしまって…すみません。
6月9日am9:59。志村さんは息を引き取りました。
その2日前から、ご飯食べれなくなりました。
その翌日には、動けなくなりました。
急でした……元気に過ごしていたのに残念です。
それでも、志村さん。一生懸命生きてました。動けなくても何度も立ち上がろうとして、立ち上がれたら足を震わせながら2歩ほど進み倒れてました。
もちろん、危ないので倒れる時は手を添えてあげていました。
声も出ないのに、振り絞ってないてました。
出ない声に、わたしも応えてあげました。
沢山話しかけて、沢山応援して、沢山撫でて…沢山抱きしめてあげました……

旅立つ日の朝…ドキドキしながらリビングへ。この時はまだ息もあり、おはようと声をかけ、がんばってな?仕事終わったら急いで帰ってくるからね?と顔を見て、目を合わせて声をかけて仕事に出ました。
それが志村さんとの最後の会話です…

仕事をしていると娘から電話がなり、嫌な予感を抱きながら出たら、息をしてないねん…と娘…職場にも関わらず号泣しながら、とりあえず志村さんを静かに痛くないように辛くないように眠らせてあげたい私は娘に指示しました。

「体がどんどん固くなって動かなくなるから、その前に。まず目を閉じてあげて、もう気にせずに眠らせてあげてくれる?よく頑張ったね、お疲れ様。って声かけてあげてくれる?前足と後ろ足やけど、変な風になってない?自然な感じで横にならせてあげて欲しい。内蔵が腐ると可哀想だから、小さい保冷剤を3つ用意してくれる?そのままだと冷たくて可哀想だから、なんでもいいからタオルにくるんでくれる?1つは前足のところに、2つ目は後ろ足の間に挟んでやって。最後の1つは、お腹に。これで大丈夫だと思うから、とりあえず沢山話しかけてあげて?頑張ったねとか、志村さんの事を思う気持ち沢山伝えてあげて。終わったら直ぐに帰るから。傍にいてあげてなー。」

……と伝えて電話を切って泣き崩れました。でも仕事中なので、とりあえず涙をふいて、いつも通りにして笑顔で患者様をお見送りし、一日を終えて帰宅します。

ゲージの中で動かなくなった志村さんを抱きかかえて沢山泣いて沢山褒めてあげました。

火葬は自宅の近くまで火葬車で来てもらって行いました。
「生まれ変わって必ず幸せになるんだよ」
と言って頭を撫で、さよならをしました。
1時間後、火葬が終わりお骨上げです。びっくりするぐらいに、骨が綺麗でほとんど残っていました。我が家にいた愛犬は17歳で亡くなり骨はほとんど残りませんでした。それと比べると爪の先まで全て綺麗にありましたし、1番びっくりしたのが見た目では犬歯しかなかったはずの歯が綺麗にありました……
志村さんは老衰ではなく、何か他の原因で旅立ってしまったのだろうか?この子ほんとは若かったのかな?……なんて色々思いました。ほんとは助けてあげれたんじゃないか…ほんの少しの嘔吐の時に病院に行けば……なんて、たらればかもしれませんが正直自分の判断ミスに後悔しました。
その時に決めました。志村さんは志村さんのまま、うちの子にしようと。
分骨してもらえたので即答で欲しいと伝え、とても可愛いしっぽの骨や指先の骨など数本を入れて、志村さんはうちの子になりました。

志村さんがいたゲージをみると、わたしも娘も辛く涙が出ます。少し元気になった時に部屋の中をウロウロ歩いて、呼ぶと早足でかけて来たり…ご飯嬉しくて勢いよく顔を突っ込んだり…ほんの数週間だったけど、志村さんが我が家にいて、過ごした時間が今もそこにあるみたいで正直今も辛いし泣いています。
志村さんが、この数週間をとても幸せだと思い最期が寂しくなかったよ!と思ってくれてたら、わたしは良かった…と思えます。

沢山、志村さんの事を応援してくださり本当にありがとうございました。
また、わたしの事も励ましてくださって嬉しかったです。ありがとうございます。

志村さんの寝顔
なになに??って顔可愛いですね

志村さんの来世が幸せでありますように…

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