[体験記] 家にケースワーカーがやってきたっピ! 生活保護の家庭訪問
3回目:申請から7日目 ケースワーカーがやってきったっピ!
その前に電話があったんだ。いつ訪問してよいかという電話だ。いつだっていいのさ、生活保護なんだからなんて言えなかった。ということで、ほな明日にしてくれはりますか、とホゴは言った。時間はいつにしますか。ほな、10時でお願いします。
ある夏の日の午前10時、時間ぴったりにケースワーカーがやってきた。曇り空の下で訪問調査が行われた。ケースワーカーっぽいケースワーカーだ。ホゴっぽいホゴのホゴ部屋だ。そして、ケースワーカーとホゴは、それぞれの椅子に座った。たいへんまともなケースワーカーのようだ。まったく不快感や威圧感がない。今回だけかもしれないし、このケースワーカーだけかもしれない。
部屋はまったくチェックされなかった。疑わしく見られることもなく、開けられることもなく、とやかく聞かれることもなく、とくに言われることもなかった。おそらく、この点はケースワーカーと、その申請者しだいだと思われる。1回目のように細かく聞かれるのかとかまえていたけれど、そんなことはなかった。まあ聞かれたら答えればいいのだけなのだ。
少し話がズレる。世の中の情報はとても偏っている。生活保護ワールドなんて典型的な例だろう。たとえば、受給者に寄った主張。一方では、行政に寄った主張。極端な例を伝えまくるから、フラットで現実的な正確な情報が入ってこないんだ。
まあ、こんなホゴがいるからダメなんだと思います。すみません。
ともかく、大変まともなケースワーカーなので驚いてしまった。まともすぎて書くことがない。ということで、さっさとまとめておこう。
ホゴは「生活保護のしおり」を受け取った。ケースワーカーから手渡された。生活保護制度についての説明を受けた。
そして、ケースワーカーとホゴとの対談がはじまった。
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