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#3 罪を犯した方への支援で大切なものとは

【ひとりごと】
『東南アジアのタイで大麻解禁』という記事ををネットニュースを見かけました。2022年6月に医療等への利用目的に限り家庭栽培を解禁したというもの。実は2019年から医療用大麻の使用は解禁されており、2021年の規制緩和を経て今回に繋がっているわけですね。またタイ政府は麻薬リストから大麻を除外して、過去に大麻関連の事件で逮捕された受刑者も釈放することになったとか。

勘違いをして欲しくないのですが、娯楽としての使用は当然禁止となります。とはいうものの、簡単に栽培が出来てしまうわけですから、実際はどうなっているか分かりませんね。

ついでに薬物関連になりますが、『ラッフィングガス』ってご存じですか?ガスが入った風船を購入して、その風船のにあるガスを吸い込むというもの。ガスを吸い込むと陶酔した感じになるのだとか。以前バンコクのカオサンでは普通に売られていましたが、現在はどうなんでしょうかね。

違法薬物は興味本位で手を出すのは止めましょうね。


【罪を犯した方への支援で大切なものとは】
さて本題です。
一般的に更生保護施設は『刑務所からの出所者が入所するところ』と思われています。確かに間違いではないのですが、対象者は刑務所からの出所者だけではありせん。裁判で執行猶予等の有罪判決後に身柄を解かれた方、また逮捕はされたが起訴されずに釈放になった方なども対象になります。共通しているのは「罪を犯して逮捕されたこと」になりますかね。

更生保護施設側としては誰でも受け入れられるわけではありません。施設ごとに特色があるので、その施設の方針にあった方を受け入れているのです。基準はその対象者の犯罪歴・性格面・更生意欲などから総合的に判断していきます。もちろん、基準を設けずにどんな対象者でも受け入れをする施設もあるようです。私がいた施設では軽犯罪が中心でした。窃盗・詐欺などの軽犯罪の割合が高く、逆に殺人・強盗などの重犯罪の割合は低くなる傾向がありました。

罪を犯した方への支援は一筋縄ではいかない難しさはありますが、最も大切なことは対象者との『信頼関係』。職員と対象者の信頼関係があるからこそ『再犯防止』や『改善更生』に繋がるものと実感しています。それでも対象者に裏切られることはしばしば。それが更生保護の世界なのです。

ではまた。



【ご案内】
犯罪防止カウセリングを中心にご相談を受け付けております。
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