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ざっくり資産形成(初心者向け)

リクエストがあったので書いてみました
初心者に教えるための内容になります

1.前提条件

  • 毎月一定の固定収入がある

  • 投資を行っていない

  • 税金をきちんと支払っている

  • 社会保険(健康保険、年金)を支払っている

これらが資産形成を具体的に行っていくための前提条件です

年金について

若い人ほどネガティブなのは理解できます
将来的に貰える金額が目減りするということは、年金を支払いたくなくなる大きな理由になっておかしくはありません
ただし、年金は老後にもらうお金以外の面を忘れてはいけません

障害年金というものがあります
障害年金は年金に加入していて、きちんと納付していれば適用されます
大きな怪我をして不自由な生活になってしまった場合など、味方になってくれます
民間の保険に入る人が大半だと思います
年金であれば老後の給付に加えて、保険という一面もあるため、それほど大きな出費とはいえないでしょう
別に払わなくてもいいですけど、民間の保証と国の保証どちらかといったら、国の保証のほうが圧倒的に信頼あると思いませんか?(年金の回し者ではありません(汗))

2.資産形成とは

貯蓄や投資を行い、資産を増やすことです
ある程度の知識は必要です
ですが、義務教育で金融教育を行わない日本(これからやるようですが)では、金融に関する知識といえば銀行にお金を預ける程度で、投資といったらギャンブルという印象が強いものと思います
投資は知識を獲れば得るほど、効果が上がりやすいです
むやみに投資をするのではなく、現状の環境を考え投資をすれば、コンスタントに資産を増やすことができます(それが難しいのですが・・・)

3.まずは証券会社の口座開設を行う

なにはともあれ証券会社の口座開設を行いましょう
「投資する資金なんてない」というひとほど、資金に余裕出たときに投資したいけど「口座がない!」ということになりがちです
お金はかかりませんので時間のあるときに開設しましょう
おすすめの証券会社はSBI証券、楽天証券あたりです(僕は楽天です)

4.株式投資

投資と聞いて一番に思いつくのが株だと思います
でも株って何を買えばいいの?ということになるはずです

インデックス投資

お手軽なのはインデックス投資。つまりNikkei225・TOPIX・S&P500などです
これらはテレビでも出てくるので言葉は知っていると思います
自分の知っているものは興味が出やすいので、それについて調べて投資対象になりそうであれば、候補に入れるのがいいと思います

個別銘柄

株式投資と言ったら特定の会社の株を買うイメージがあると思います
そういったものは個別銘柄(個別株)といいます
個別銘柄は先程のインデックスよりリスクが大きいです
個別銘柄のリスクは、倒産したら紙くずになる、決算などでの値動きが激しいといったことがあります
インデックスはそれら個別銘柄の集合体の平均(単純に言ってます)ですので、倒産のリスクはなく、平均しているため値動きは個別銘柄より全然少ないです(インデックスも大きなイベントで大きく動きますが、個別銘柄ほどではありません)
個別銘柄はインデックスより大きく稼げる可能性を秘めていますので、投資対象からはずす必要はないのですが、きちんと知識をつけてから投資することが重要です

投資対象国

インデックス・個別とも、日本だけが投資対象ではありません
アメリカ・ドイツなどの先進国、インド・ブラジルなどの新興国、アフリカなどの途上国、様々な国に投資することができます
リスクの低いのが先進国、リスクが大きくなるのが新興国、かなり大きいのが途上国となります
まずはリスクの低い先進国を投資対象にするといいでしょう

投資期間

デイトレード(2~3時間から数日程度で売買する取引のこと)で資産形成をしようと考えてはいけません
数年以上保有できるものを選んで投資しましょう
取得価格の2倍・3倍となったら売ってしまっても全然いいですが、保有していれば5倍・10倍といったことも十分にありえます

投資方法

まずはNISA枠を使って投資を計画的に行いましょう(限度額があるので計画的に)
NISAであれば利益が出ても非課税です(NISA以外は特定といって利益の20%が税金として利益から引かれます)

つみたてNISA

銘柄と毎月どれくらいの資金を投資するかを決めて、自動で積み立てる方法です
それだけ決めてしまえば、後は自動で株などを買ってくれるので、投資している意識がなくても投資しているというのがメリットです
逆に行ってしまうと投資している意識がないというのがデメリットだと思います

テクニカルてきなことまで覚えないといけないか?

チャートを見ても最初はちんぷんかんぷんだと思います
雰囲気的に上がりそう・下がりそうだけでも十分だったりします
かるーくチャートを見て、右肩上がり右肩下がりかだけでも見ておくといいと思います

右肩上がり(上がりやすい)

右肩下がり(下がりやすい)

ETFとは?

上場投資信託のことです
日経平均やS&P500の値動きに連動するように作られた商品などのことを言ったります(その他にも多種多様なETFがあります)
インデックスと同じく、複数の銘柄で構成されているものが多いです
株式の売買と同じ感覚でできるので、特に難しいことはありません
基本的にはETFが大きなウェイトを占めてくると思います

ETFの種類

インデックス連動型がかなり主流ですが、その他にも全く違う商品があります
特定業種に絞ったインデックス。金融業界、テクノロジー業界などのみを構成したETFです
国債は金利を受け取れます。2年もの、10年ものといった年数がありますが、途中で売却できるものがほとんどです
コモディティ(商品)といわれるもの、たとえば小麦・大豆といった農業商品、原油・天然ガスといったエネルギーです
貴金属もあります。ゴールド・シルバー・プラチナです
コモディティは農業商品であれば季節変動があり、エネルギーは戦争により乱高下し、不況になると価格が下る要因になります。
貴金属のゴールドは安全資産と言われ、持っていれば必ず価値の上がるものと言われています。シルバー・プラチナは工業用途が多いのでゴールドとは違い景気左右されますが、環境問題に使われだしている貴金属のため、特にプラチナは過小評価されていると言われています(専門なのでちょっと長くなりました汗)

うわさのレバナスとは?

NASDAQというインデックスは聞いたことがあると思います
そのNASDAQにレバレッジを効かせて、資金を大きく増やそうという商品です
レバレッジとは自己資金を2倍・3倍にして投資を行うことで、大きな利益を生み出そうという仕組みです
これは大きなリスクが伴い、逆に損失が通常の2倍・3倍となってしまう可能性があります
このような商品は長期(数年間)で保有する商品ではなく短期(数日から数ヶ月)で取引するための商品となります
リスクの大きいものは資産の中にあまり入れるべきではありません
資金力にもよりますが、総資産の1%~5%程度くらいに留めるべきです

信用取引

自己資金を最大3倍にして取引する方法です
売りからも入れ(空売り)、株が下がっているときでも資金を増やすことができます
ですが基本、長期的に株は上がるものと考えれば、資産形成でもつものではないです
投資についてかなりの知識がついても、損をする人はかなり多いのが実体です

インバース商品(下がったら価格が上がるETF)

「インバース」という言葉は「逆」という意味で、株価が下がるとそのETFの価格が上がり、利益が得られるというものです
こちらも先程の信用取引の空売りと同じ考えです
長期保有には適していません
短期での投資、リスクヘッジに向いた商品です

5.投資リスク

元本保証はない

投資した資金は全額保証されるわけではありません
目減りした株などを途中で売却(損切り)しないといけないときもでてきます
そのため、投資する上ではそれなりの知識は必須となります

メンタル

リスクと言えばリスクになりますかね
投資を始めだすと、やはり含み益や含み損がきになるはずです
それが気になって仕事ができないというのであれば、それは自己資金に対する投資金額が大きすぎることを意味します
株やETFを買った瞬間から利益がのることはほぼありません
基本含み損スタートになります
その含み損、気になりますよね
長期投資をするのであれば、その含み損、、、忘れてください
投資は実を言うと、株を買ったことを忘れていることが一番資金を増やすのに良いらしいですよ

6.FX・CFD

FX(外国為替証拠金取引)、CFD(差金決済取引)というものがありますが、短期取引で資金を増やすといったものになります(基本レバレッジを掛けます)
余剰資金でなくなっても良いお金でやるぶんにはいいですが、基本的に資産形成の一部には入りません

7.仮想通貨(暗号資産)

値動きが激しいことで有名ですね
資産形成する上の一つに入れてもいいですが、投資資金全体の1%未満にするべきです
なぜならばゼロもしくはゼロに近くなる可能性が大きいからです
僕も買っていますが、なくなっても痛くない金額しか買っていません(もし100倍になったらいいな程度です)
レバレッジ取引できますが、値動き激しいためゼロにする可能性大です

8.分散投資

1つあるいは2つ程度の銘柄で投資を行うのが集中投資です
集中投資はその銘柄の値動きだけで利益・損失がでてしまいます
メンタル的にも安定しずらいため、複数の違う値動きをする銘柄に投資する分散投資がおすすめです

一般的には、株・国債・コモディティの3つに分けます
その時にそれぞれのウェイトを決めるのですが
|株:5~6割|国債:2~3割|コモディティ:1~2割|
などです
リスクが低く収益が見込めやすい、インデックス型のETFに多めに投資するのが一般的と思います
国債は超安全資産ですが、収益があまり見込めません。ただし金利がつきます
コモディティはリスクが高く、おおきな収益も見込めるが大きな損失もありえます

株が下がるときは国債が買われたり、国債が売られるときはコモディティが買われたりといった連動性がありますので、結果的に含み損が大きくなることが少ないです
それぞれのリスクを考えて投資していけば、時間はかかるが結果的に資産が増えるという方法です
部分的に利益がでたばあい、株の割合を減らして国債やコモディティが今後伸びそうだから利益が出た資金をそちらに移動するのも良い方法です

9.現在(2022年9月)の投資環境

コロナ相場でアメリカ株がひたすら上がった状況になりました
そのため日本でも、株といえばアメリカ株というふうに浸透してしまいました
よく聞く「S&P連動型ETFに積み立てておけば間違いない」「どうせ上がるからレバナスで儲けよう」といったことですが・・・これからアメリカ株の上昇は難しいです

コロナ相場は、青い四角い部分です
大きく下落してから、倍返しして上昇してますよね
なんで上昇したんでしょう?
アメリカの中央銀行(FRB)が買ったからなんです
日本で言えば日銀が買ったことと同じです(日本はNikkei225買ってます)

すでに相場が崩れ始めていますが、更に崩れると思っています
なぜならば!アメリカの中央銀行(FRB)は買った株を売却するためです
すでに一部行われていますが、まだまだ1割程度
ここからコロナ相場で購入した巨額の株を売っていきます
つまり上がったらアメリカの中央銀行(FRB)は株を売るわけですね
上がるはずありません・・・

コロナ相場のような環境は、数年来ないと思ってください
それを忍耐強く待ってこその投資・資産形成になります

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