「結局、ヘビーオンスって何?」自社のTシャツのオンスを調べてみる。
ヘビーオンスTシャツという言葉があります。
この「ヘビーオンス」とはいったい何を意味しているのかご存知でしょうか?
「ヘビー」は重い。
では「オンス」はというと、これは海外で使われている重さの単位です。
といってしまうと実は正確ではなく、オンスという言葉が重さではなく体積を表す場合に使われることもあるらしいです。
日本語でも1度、2度という言葉が角度の単位であったり回数の単位であったり温度の単位であったりするのに近いでしょうか。
それはともかく
Tシャツに使われる「ヘビーオンス」のオンスは重量を表す単位です。
ちなみに日本で公的に使われている重さの単位はグラムなので、オンスをグラムに換算すると1オンスは約28.35グラムということになります。
さてオンスが何か分かったところで、Tシャツにとってのオンスはいったい何の重さを表しているのかといいますと、これは使われている生地の1平方ヤードあたりの重さです。
(ヤードは長さの単位で1ヤード=0.9144メートル)
そして一般的に1平方ヤードあたり7オンス以上の重さのものをヘビーオンスというようです。
ヘビーオンスの定義が分かったところで、ではうちのTシャツはいったい何オンスなのかというのを量ってみました。
まずは品番「HOFI-007 ペルー超長綿天竺 丸首Tシャツ」の生地。
今回は小さな精密はかりを使ったので、生地の大きさを30センチ×30センチにして重さを量った後に単位面積当たりのオンスに換算しました。
30平方センチあたり22.13グラム。
これは1平方ヤードあたり7.25オンスということになります。
念のために計算方式は以下の通り。
1ヤード=0.9144メートル
1平方ヤード=0.9144×0.9144=0.8361平方メートル
今回の試験布は30平方センチ(=0.09平方メートル)あたり22.13グラムなので、1平方ヤードに直すと0.8361÷0.09×22.13=205.5877グラム。
205.5877グラムはオンスに換算すると205.5877÷28.35=7.25177オンス。
つまり品番HOFI-007は約7.25オンスのTシャツということになります。
7オンス以上だとヘビーオンスらしいので、これはまぁヘビーオンスになるんだと思います。
次に「HOFI-008 インド超長綿天竺 タック襟丸首Tシャツ」。
30平方センチあたり26.40グラム。
計算は省きますが、これは1平方ヤードあたり8.65オンスということになります。
なかなかにヘビーオンスですね。
ちなみに次の新商品用に作っている生地も試しに量ってみました。
30平方センチあたり28.88グラム。
1平方ヤードあたりなんと9.46オンス!
次のやつが過去最高に重いですね~。
どんなものが出来上がるのか、楽しみです。
ということで、よく目にする「ヘビーオンスTシャツ」という言葉についての説明と、当社のTシャツがいったいどのくくりに入るのかというお話でした。
結果、
うちが最近作ったTシャツはどれもヘビーオンス。
ということですね。
世の中のヘビーオンスのTシャツが基本的に太い番手の糸で作られていたり、天竺編みではなくてフライス編みなどの両面組織で編まれてたりします。
それに対して当社のTシャツ生地は細番手を多本撚りにしたものを天竺編みにしているので、単なるヘビーオンスというジャンルにくくりたくは無い!という気持ちもありますが。。。
それはともかく、ヘビーオンスなのに肌ざわり抜群な「東大阪繊維研究所」のTシャツをよろしくお願いします。
ついでに書いておきますと、糸は国産、生地も国産、縫製も国内工場の超国産Tシャツですよ~。
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