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手書きnoteを書こう~20歳になった息子へ~



ミカジロウさんが参加していた楽しそうな企画だったので☆
私も参加させていただきます。

「手書きnoteを書こう」の企画です🍀
(だいすーけさん、飛び入りですがよろしくお願いします)

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現在中学2年生の息子が
小学校を卒業した時のことです。

「タイムカプセルの中に、成人を迎えた我が子に向けて親からの手書きメッセージ入れるらしいから、お父さんお母さん書いといて」

そう言われて
息子から、切り取ったノートを1枚受け取りました。

成人した息子に向けてかぁ。。

8年後の息子・・・。

想像しようとしたけど

全然イメージがわかない。

なんだろう。

まだ無邪気で、声変わりもしてなくて

あどけない息子が、大人になる日がくるなんて。

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そう思いながらも

私は私なりに

自分が子どもの立場だったら

どんな風に書かれたいかな?

と考えました。

そんな時、思い返すのは

自分が卒業する時に

親からもらったメッセージのこと。

なんだけど・・・。

これがまた、厳しい親だったなので

そういう手紙でも
しつけのような内容が記されていました。

母は、字がキレイに書けないことと
文章を書くのが苦手という理由で

メッセージや文集に載せるお手紙系は
全て父に任せていたため
母から手紙をもらったことはありません。


父からの、小学校卒業時の手紙の内容は
こんな感じでした。

他人の気持ちがわかる人になりなさい。
自分より苦しい人や辛い人はいっぱいいるから
自分がしんどい時は その人たちのことを考えて
どんな時もあきらめないこと。
勉強ができても、お金があっても心が貧しくては幸せになれない。
心が貧乏人にだけはならないようにしよう。
常に目標に向かって努力を怠らないこと。

もちろん、素晴らしいメッセージ。
生きていくうえで大切な教えが書かれています。

でも、あまりにも厳しいしつけの元で育っていた当時の私にとって

この手紙は

私に向けられたものというより

父の中での
「理想の父として」を完璧に求めて

「理想の人になってほしい」を求めたメッセージに思えたし

12歳だった私は

そういう言葉よりも


ありのままの私を受けとめて包み込んでくれるような言葉がほしかった。

6年間よく頑張ってきたね。
由美の名のとおり、自由に羽ばたいて生きるんだよと。


そんな思い出を振り返ったことにより

息子へのメッセージは

どんな大人であってほしいとか
あれこれ願いを詰め込むんじゃなくて

母親として、素直に感じることだけを書くと決めました。


以下が、私が成人の息子に向けて書いた

手書きメッセージです。

息子の名前を消しているのと、夫からのメッセージも載っています。


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成人おめでとう。
今、どんな気分ですか?
この手紙を書いている今(2018.3.19)のあなたは
ゼルダの伝説をやっています♪

あなたは小さい時から本当に優しく、弟の面倒もよく見てくれました。
きっと二十歳になったあなたも、変わらず優しいままだろうなと思います。

成人すると、責任も出てくると思うけど
親として望むことは、とにかく自分の進みたい人生を歩んでほしいということです。

産まれて20年間、お母さんに沢山の喜びを与えてくれ
親として成長させてくれて本当にありがとう。
あなたの日々がこれからも楽しい毎日でありますように。

母より

***

成人おめでとう!
あなたが小学校6年の時、どんな子供だったか覚えているかな。
この手紙を書いている時は、赤ちゃんもまだお母さんのお腹の中にいて、家族4人で楽しくやっている頃です。

あなたがこの手紙を読んでいる頃にはどんな大人になっているだろう。
いろいろ経験してきたか?
楽しい事や、しょっぱい事、うれしい事や、苦しい事。
これまで経験してきた事や、これから経験する事が
あなたの人生を色づけてくれるはず。

あなたはもう20。でも、まだ20。

あなたの名前の響きのように、精一杯人生を楽しんでくれることを願います。
人生、楽しんだ者勝ち!

父より

***


この手紙を書き終えた時、

改めて読み直し

夫から息子への文章を読みながら

二十歳になった時の息子が

この手紙を手にしているイメージがわいてきて

自然と心が温まりました。

こういう経験をさせてもらってありがたいなと

改めて感じました。


息子はもちろん、手紙の中身は読まずに

そのまま封筒にのり付けしてタイムカプセルに入れたので

この手紙を実際に読むのは
本当に20歳になってからになります。

彼がこの手紙を読む時、どんな感情を抱くのだろう。

そして、私たちは、彼が成人した姿に

何を思うのだろう。

未来のことは誰にも分からないけれど

私はこの手紙を書いたことで

息子を、自分の思い通りに育てるのではなく

息子の思い通りに育ってもらおう

私たち親は、その「思い通り」のために
見守り隊をしようと心に決めました。

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企画をしてくださった だいすーけさん

それから

こんな企画があるよと教えてくれた ミカジロウさん

ありがとうございました☆


私の書く記事は多分、伝わる人が限られています。いじめ、機能不全家族、HSP、病気などの記事多めなので。それでも深くせまく伝えたくて書いています。サポートとても嬉しいです。感謝します。コメントも嬉しいです🍀