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自尊心を育むこと(7年前の節分の日)

今日は節分ですね。

上の子達が大きくなってから

しばらく豆まきもしていなかったのですが

1歳になった末娘もいることだし

久々に鬼のお面作っちゃう?と提案したら

うちの男子組いわく

「泣かせるのかわいそうだから今年はまだやらない」とのことです(笑)

Facebookから過去の投稿通知が届いたのですが

そこに、7年前の節分での出来事が書かれていました。
(長男が小学校1年生、次男が幼稚園年長の頃、小学校で合同豆まき集会がありました)

今日は、過去の投稿文を基に書くnoteにしようと思います。

Facebookでは、noteとは違ってリアルの知人しかいないため

普段の投稿の9.5割は ほのぼの投稿です。

マジメな想いとか長文なんて滅多に書かないのですが
それでも書き残しているということは

この内容はきっと、自分でも書き留めておきたかったのだろうし
誰かにも伝えたかったのだと思います。

↓↓以下Facebookの投稿より

***

2013年 2月2日(学校での豆まき集会の日)

真面目なお話。自尊心についてのお話です。

昨日、豆まきを終えて帰宅した次男。

「お母さんあのね!今日、お兄ちゃん大泣きだったんだよ~
兄ちゃんは泣いたけど僕は泣かなかった!兄ちゃんの泣き声すごかったよ~」

次男は、兄ちゃんが泣いても自分は泣かなかったということで、かなり得意げでした。

夕方、サッカー練習のお迎えに小学校に行くと、長男のクラスメイトが次々と私のところに駆け寄ってきて

「今日の豆まきね、○○さん(長男)めっちゃ泣いたよ」

「泣きながら鬼に向かって、もう二度と来んな!って叫んでだよ。」

「1~2年生の中で○○さんが一番泣いてたんだよ。」

たくさんの子がそう言ってきました。

当の本人はというと。

すごく落ち込んだ様子でした。

「お母さんのバリアより鬼の方が最強だった。」
(バリアというのは、鬼が恐くて学校に行きたくないという息子のために前日に張ってあげたバリアのこと)

そう言った後は、車の中でも終始無言でした。


その夜、パパが帰宅してから

「豆まきどうだった?」と聞かれた瞬間

長男が返した言葉は

「1年生なのに泣いてごめんなさい」

だったんです。。。

これはそうとう落ち込んでるなと思って

「なんで謝るの?ほかの人と比べる必要ないよ。
ほかの人にとっては怖くなくても、あなたにとっては怖かっただけのことだよ。
あなたもそのうち平気になるんだから大丈夫」

そう声をかけましたが

結局、布団に入るまで彼が笑顔になることはなく。

いつもは冗談言いながら笑いながら眠りにつく朗らかな息子が

イライラする

なんか身体がムズムズすると言って

すごく不機嫌そうに

足をジタバタさせながら寝つきました。

夜中には、寝言でうなされていました。。。

そんな息子が、翌朝書いた日記がこれでした。

「せつぶん」
今日ぼくは、せつぶんで豆まきをしました。
泣いちゃいました。
いろいろな友だちに
「○○さん、ようちえんの子どもに負けてるね」と言われました。
弟にも言われました。
みんな4回ぐらい言いました。
すごく嫌でした。


・・・親から見れば

豆まきで泣いたなんて可愛いな~と感じるだけですが

彼にとっては、自尊心がかなり傷つけられる出来事だったみたいです。

実は今日もちょうど

姉の家でお茶しながらそんな話をしていました。

小さい頃に、どれだけ自尊心を傷つけられずに

自己を否定されず

ありのままの自分を受け入れてもらえる経験があるかどうかで

将来その子の自信や成功に繋がること。

できない部分を叱るよりも

できる部分を見つけて褒める

子どもは本来「根拠のない自信」を持っているのに

大人がつい言いがちな

「~歳にもなってそんなこともできないの」とか

「~歳なんだからそんなことしたら笑われるよ」とか

「なんであなたはいつも~~~なの」とか

そういった言葉によって

子どもの価値観や才能は、どんどん狭められ

自分には無理なんだ

他の人よりできなければ恥ずかしいんだと

固定観念を植え付けられ

そういうふうに大人になると

生き方が苦しくなったり

思い切った挑戦ができなくなったり

何に対しても自信がなくなったり

自分の思い通りに生きることが難しくなってしまうんだろうねって。

私たちも、そうなってしまった大人だねって。


そういう大事なこと

難しい本でしか教えてくれないような大切なことを

我が子はリアルタイムで私に教えてくれます。

私は別に、息子たちに優秀になってほしいとは思っていません。

でも、私のように

自分の可能性を狭くしたり

思い通りに生きられてないな~みたいな窮屈な考えに縛られず

伸び伸びと楽しめる大人になってほしいと

そう願っています。

きっとそれは、どこの親でも同じでしょうね。

だからそのために

今、目の前の子をいっぱい抱きしめて

いっぱい褒めてあげよう

自信を持たせるも失わせるも

親次第!!

****

↑↑過去の投稿はここまで↑↑


7年前の私が書いていた事は

わかっているようで耳が痛い内容でもありました。

この投稿から7年の間に

私は長男と次男の自尊心をしっかり守って育ててきただろうか......。

「何回おなじ事言わせれば気が済むのよ」←その都度注意すればいいだけのことを過去も交えて責める

「そんなのどうせ〜〜だよ」←子どものひらめきを、自分1人の小さい世界での決め付け発言でガッカリさせる。

こういう言葉を言ったこと、あります。

そして、言ってしまってから後悔。

それなのに、また言ってしまう。

繰り返した事がありました。

自分が育った環境が

自尊心の自も自信の自も、自分の自の字も無いぐらい
過酷な環境だっただけに

我が子に対して慎重を心がけた分、回数は少ないと思います。

それでもやはり、過去の投稿を読み返してズキンと痛みがくるということは

心当たりがあるからこそです。


小学校での豆まき集会といえば

「心の中に悪い鬼はいませんか?
友達に意地悪するイジワル鬼
すぐ泣いてしまう泣き虫鬼
寝坊してしまうねぼすけ鬼。
今日は豆まきをして、心の中の悪い鬼や弱い鬼をやつけましょう」

と言うのが、先生方からの決まり文句でした。

私自身も、子どもを産む前は幼稚園で働いていたので
園での豆まきでは同じような言葉を投げかけていました。

でも今になって思います。

心の中に悪い鬼や弱い鬼がいるのは

大人の私の方だったのかもしれないと。

子ども達の心の中には、退治するような鬼なんか本当はいなくて

退治するべきなのは

我が子を怒鳴ってしまう怒りんぼのママ(私)だったのではないかと。。。


ありがたいことに、現在

思春期真っ只中の子どもと

根拠のない自信しか無い1歳児が家にいて

世代が違う子どもを育てる経験をさせていただいています。

上の息子達には、一緒に過ごせる残り4〜5年の間に
いかに自分が軌道修正しながら接することができるか

下の娘には、まだ怖いもの知らずの状態の娘を
そのまま受け止めて接することができているか

今日からまた気を引き締めて心がけようと思いました。

私の中にいる、自分の思い通りに育てたいと思ってしまうワガママ鬼を退治しようと思います。

過去の私に感謝。↓↓こんなだけどね。

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私の書く記事は多分、伝わる人が限られています。いじめ、機能不全家族、HSP、病気などの記事多めなので。それでも深くせまく伝えたくて書いています。サポートとても嬉しいです。感謝します。コメントも嬉しいです🍀