乗りつぶし記録簿。JR東海制覇への道。2

前回は名古屋で終わりました。
明くる日、ホテルで朝食バイキングを楽しみ、タクシーで名駅へ。

一路、参宮線へ向かいます。

乗ったのは確か快速みえ3号です。
意味もなく指定席を取りました。
乗ったことがなかったので列車名が入った切符が欲しかっただけです。
18きっぷなので車内で伊勢鉄道線内を精算して気動車旅です。
前年は気動車といえばキハ120ばかり乗っていたのでこの手の気動車は快適に見えます。
キハ75が使われてるわけですが、デザイン性が高くてお気に入りです。
JR東海の車は毛嫌いされがちですがどの車両も住めば都な気がします。


朝は雨模様でしたが次第に天気が回復、鳥羽に着く頃には青空に。

池の浦シーサイド付近です。
穏やかな海が広がっています。
車窓の移り変わりも旅の醍醐味ですね。

参宮線の終点。鳥羽ですが、特筆して何があるわけでもありません。
人が多く降りるわけでもなく、平日の昼間ということも相まりがらんとしていました。
手前の伊勢市でほとんど降りてしまいますからね……
JR側より近鉄側の方が賑やかです。
地方のJR線だとありがちな展開です。
大抵、私鉄の力にびっくりします。

鳥羽からはすぐの近鉄特急で松阪まで戻ります。
名松線に乗る手筈でした。

しかし、松阪に戻ると強風でJRが運転見合わせ……
近鉄線はピンピン走ってますが、JRは全く動く気配なし。
名松線には乗るしかないので松阪で足止めです。
紀勢本線と関西本線の東海区間の乗車も残っていましたが、いずれにせよ強風で止まっているようでしたので急な方向転換もできず……
機転の利いた対処法はありませんでした。
偶然、伊勢方面へ来てきた会社の同僚と落ち合い一緒に名松線を乗ることに。

松阪到着から約3時間ほど経ってからキハ11がトコトコ入線。対面に止まっていた抑止中の快速みえも動き出した頃でした。
そこから発車までまた約1時間。
ようやく動きだした名松線は日暮れ寸前でした。
せっかく昼間に乗れるはずだったのに残念です。
運転士さんがこちらを察して、ポストカードをくれました。
旅程の乱れは旅の醍醐味。
しっかりと名松線を堪能します。

同僚と夜は松阪牛の焼肉と誓いを立てて、いざ往復。

ローカル線らしい情景が広がる名松線。
名前の通り、名張と松阪を結ぶ予定の路線でしたが計画頓挫。この伊勢奥津までしか開業できなかった盲腸線です。
久しく台風被害で運休をしていたこの路線ですが、さすが天下の東海様です。東日本なら切り捨てられていそうなものですが、行政の助けもあってか全線復旧。
今日に至ります。
家城ですれ違った列車は野球部らしい丸刈りの学生を詰めて走ってきました。

JR唯一となった票券閉塞式を見れる上、キャリアの授受を見ることの出来る希少な路線です。
松阪~家城間が票券閉塞。
家城~伊勢奥津間がスタフ閉塞です。
行きの列車は我々以外に1名ほど乗っていましたが、流石に帰りの列車は誰も乗り降りが無いまま松阪まで。

焼肉は回転焼肉で有名な一升びん。
回転寿司のように肉皿や野菜がぐるぐる回ってて楽しいです。
割とリーズナブルな価格で松阪牛を楽しめるのでオススメです。

予定外の1泊を松阪で。
国道沿いのルートインに1泊です。

次に続くと思います。

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