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【雑記】基本的に表面処理は嫌いですが

ガンプラ制作においてパーツの表面を綺麗にすることを『表面処理』と言いますが、私はその作業が嫌いです。時にその作業が嫌なあまり制作を放棄したくなるほどです。

そんなに嫌いなら「やらなければ良い」と思われるかもしれませんが、そこは自分の中で『綺麗な完成品が欲しい』という欲がギリで勝っていて、この工程の重要さもそれなりに理解しているので仕方なく手を動かすのです。

で、本当は現在作成中のHGUCジム改での表面処理ストレスを発散するためにこれを書き始めていたのですが、ようやくその苦難を乗り越えたのでささっと纏めてしまいます。

苦難の原因

  1. 老眼による視力の低下

  2. ポリパテの気泡

  3. プラ板積層の接着面の隙間

  4. スジボリのヨレ

自分では表面処理作業完了と思って、サーフェーサーを吹いた後に処理の甘さが見えたり、見えてなかった傷に気づくことが非常に辛く、特にそれがループしだすとストレスが急激に溜まってきます。

そこで自身の表面処理工程や道具に問題はないかと急遽、HGUCF2ザクを素組みで制作することに。結果として工作のミス的なものを除けばそれほど処置が甘いわけではないことは実証でき、ジム改の方もなんとか苦難の時期を乗り越えましたので、今後の対策および解決法についてまとめていきます。

今後の対策

捨てサフ

私もそういう年頃なので視力低下はどうしようもないですね。拡大鏡を使ったとしても作業時の負荷が辛いので、確認と傷埋めを兼ねて捨てサフを表面処理の一工程に追加します。
これはいつもというわけではなく特にポリパテ使用箇所やパテとプラの接合面、その他自作パーツなどにのみピンポイントにです。
溶きパテの使用も考えましたが私の愛用する水性ホビーカラーにも500番のサーフェーサーがリリースされ品質使用感に問題なく、やはり均一に塗布できることが選択理由となります。場合によっては1000番サフを使用するかもしれません。
その代わり、というわけではないですがいずれは今まで塗装前にしていた全体のサーフェーサー吹きは廃止していきたいと思います。

適材適所の瞬間接着剤活用

瞬間接着剤といえば「アロンアルフア プロ用耐衝撃」というくらいお世話になりすぎて持っていることすら忘れかけていた瞬間接着剤×3S 低粘速硬(略して3S)。粘度が低いことからパーツ上モールドに流れ込んで痛い目を見てからあまり使用しなくなっていたのですが、その低粘度ゆえの細かい傷へ流れ込みと切削性の良さはゼリー状、プロ用耐衝撃、瞬間接着パテ黒をかなり後方に置いてきぼりにするくらいキズ埋めに適していることを改めて実感。こいつの役割はもうこれのみです。

微細な気泡にはクレヨン

マジで「その部位抉り取ってやろうか!?」と思えてくる、辛い偏頭痛と同じくらい憎きポリパテの微細な気泡。
私は勘違いしていたのですが、これはポリパテの硬化時の発熱などにより発生する性質上仕方のないもの。3Sも流れ込まないほどの微細な気泡埋めに今回教えていただいたのがお絵描きに使うあのクレヨン。
手順は簡単で気泡箇所にクレヨンをグリグリと念を込めて押し付けて拭き取るだけ。使う色によって埋まった跡がハッキリわかって気持ちいい~
ラッカーパテや溶きパテと違ってヒケも心配ありません。その後サフ、塗装も問題ありません。
気泡の大きさ的には瞬着などで処理できないレベルの微細なもの用の対策です。大きい気泡だと拭き取りの時に表面を抉って凹んでしまうのでご注意を。
でもこれ、考えた人マジ神。

使用ツールが変われば工程も変わる

上の捨てサフの項で少し触れましたが、たとえば今回のテーマのもとになったジム改のような改修の多い制作を今後新しい工程で進めると最終的に全体をサフ拭きする目的が薄れてきます。新しい工程になることで、他の工程も見直し省略できるところは省略する。工程のシンプル化は一番の時間効率アップです。

作る工程によってパターン化して、嫌いな工程だからこそあとで泣きを見ないような効率的かつ自分が辛くない手順を身に付けていきたいですね。

当然、妥協もします。






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