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HGUC ジム改 完成

2022年3月

苦難の道

HGUCジム改ですが、ナンバー100以降の割には構造はちょっと古いタイプでプロポーションもいかんともしがたいイマイチさを誇っています。
シンプルな外見にもかかわらず可動範囲もいまいちで屈指の凡作。肘の2重関節と頭部のクリアパーツがなかったら駄作キット認定していたところです。

これをどう料理するか悩んでいた時にジムコマを可動範囲拡大の大改造をしているツイートに刺激を受け、最近のキットの関節移植ミキシングでよくなるんじゃないかと思ったのがことの始まり。

新規に用立てしたのはHGビルドストライクの脚部、他に使用した流用したキットおよび部位はEGガンダムの肩を上側膝関節に、オリジンザクの首と肩関節を同部位に使用しました。※後に首は市販のジョイントパーツに変更しています。で可動範囲を十分に確保して組み上げたのが下画像。

市販のジョイントパーツ(こいつは良い)

この辺まではノリノリで進んでいましたが、ここが苦難の道の入り口でした。当初はスラッとした脚部をめざしていたのですが元々の靴のデカさが際立ってどうもしっくりこない。可動範囲は十分確保できていたのだけど見た目ガリガリの腹部をいかにするか?
プラバンを貼ったりポリパテ盛ったり削ったりの日々が続くことになりました。そしてパチスロにうつつを抜かしたり、HGUCF2ザク改を作り始めたりして気晴らししつつ一ヶ月…。

ようやく各部の形状出しと可動確保のバランス取りをクリアし、魔の表面処理地獄へと突入。ここで役に立ったのがウェーブの低粘度瞬間接着剤(略して3S)とあの幼児が絵を書くのに使うクレヨン。特にクレヨンは径0.2ミリ未満の瞬着も流れ込みにくい気泡箇所にグリグリ押し付けることで埋めてしまうことができて目からウロコ。
なんとかこの地獄を乗り越え仕上げへ進みます。

塗装&マーキング メモ

配色はジム(RGM-78A)らしい赤にしたいということだけ決めていましたが、もう一色は薄緑っぽくするとジム後期型のようなイメージにもなるし、悩んだ末にジムIIのような白にすることにしました。ただ首元は黄色でなく白なのは私個人の好み(;´Д`)

ジム改以降ジムIIIくらいまでのジム配色パターンを調べている時にジムIIは形式番号がRGM-179とRGM-79Rと2種混在してたり初期型はAやCを改修したものとする説などを知りましたので、こいつはジム改のナリをしているジムII初期型として、その後マラサイやネモなどの次期量産型MS開発を担うAE社にEFSFから出向し性能比較試験等の目的で使われたことをイメージしてマーキングを施しています。

本当は大きめのおしゃれフォントデカールで形式番号を腰アーマーのあたりに入れるつもりでしたが、上記の脳内設定により却下されました。

完成

パチ組みと完成後の比較

その他いい感じの写真は是非Twitterで御覧ください。

おまけ初出し写真


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