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生まれた瞬間から余命を生きる

たまたま、手に取った本「ヒカルの卵」(徳間文庫:森沢明夫)に出てくるフレーズでハッとさせられました。

「ぼくらが生きとし生けるものすべてのものは、この世に生まれた瞬間から残された余命を生きているのだ。余命の長短はひとそれぞれだけど、とにかくいえることは、その限られた時間のなかで、自分は何をするのか。大事なのはそこだけ」

「ヒカルの卵」(徳間文庫:森沢明夫)

たしかに、日本人の平均寿命からすれば80年です。約29000日という計算になります。今日も一日過ごしているので、間違いなく1日減っています。そんな事を考えても意味がないのはわかっていますが、短い人生80年を何をやったか!ということにもっとフォーカスするような一日一日を過ごす必要があると感じています。

「苟日新、日日新、又日新」
 (苟に日に新たに、日日に新たに、又日に新たなり)

「四書五経」『大学』

学生時代にお世話になった方がおっしゃっていた言葉です。どうやら、出典は「大学」からだったようです。

「今日の行いは昨日よりも新しく良くなり、明日の行いは今日よりも新しく良くなるように修養に心がけねばならない。殷の湯王はこれを盤、すなわち洗面の器に彫りつけて毎日の自誡の句とした。」

『中国の古典名言辞典』・講談社学術文庫

とのことです。そんなことを百も承知のはずですが、どうしても毎日の生活に感謝することもぜずに過ごしてしまいます。今日が人生最後の日だと思って悔いの無い一日を過ごしたいですね。

皆さん、良い一日を!

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