AIに取って代わられることのない仕事

 自分が就職活動をしていた時代が遥か昔のように感じ、遥か先のことだと思っていた社会人になる日が着々と近づいてきていることの実感しています...。

AIを意識した就活

今から約1年ほど前。 私は就職活動をする上で考えていたことの一つに

”AIに取って代わられる仕事はしたくない”がありました。

何か理由があってこう思い始めたわけではありませんが、職種を考えている中で潜在的にこのような考えを持っていました。

その時に頭に浮かんでいたのは、銀国の窓口やホテルや空港のフロント、運転も自動運転に変わり、運転手がいらなくなるなどいくつかあり、すでにAIが人の代わりに働いているという現状に違和感を感じていました。

それと同時に、機械や人工知能の急激な発達に、自分の仕事を含む将来の生活に不安を抱いきました。皆さんも考えてみたことはありませんか?今までに人間がやっていた仕事をロボットが行っている。いつかは人間をロボットが支配する時代が来るかもしれない...。私はそんなことすら考えてしまいました。

リアルな数字

オクスフォード大学でAIの研究を行うマイケル・A・オズボーン准教授による『雇用の未来ーコンピューター化によって仕事は失われるのか』という論論文が話題となっていました。

そこでは、702職種すべてについて、コンピューターにとって代わられる確率が仔細に計算されており、近い将来現在ある仕事の90%は機械に置き換えられると論述されています。

また、日本の野村研究所が2015年にこの先の15年で今ある仕事の49%がなくなるというレポートを発表しています。

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人間とAIの比較

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このようにAIがすべて人間に勝るわけではありません。機械である以上、人間らしさはどうしても表現することはできません。学習能力なのど面ではどんどん発達しており、人間をはるかに超えるIQに達することがすでに予想されています。

ここでは得意なものの比較をしていますが、AIと人間が組み合わされば最強になるのではないか...!なんて想像してしまいました。(笑)

AIの歴史

AIの概念の起源は、コンピューターを開発したアラン・チューリングが1950年に提起した「機械は思考できるのか」という問いであると言われています。

そこから第1次ブームが始まり、二度の中断を経て現在の第3次ブームに至っています。

AIには一定のゴール地点があると言われており、それは2045年に到達すると言われているシンギュラリティである。シンギュラリティとは日本語で、「技術的特異点」であり、AIが人間の知性を超え生活が一変する世界のことです。

2045年といえば、オリンピックをも終えた25年後である。その時代には私たちの生活も今とは大きく異なっていることが予想できるでしょう。

私の行き着いた答え

私たちの仕事のみでなく生活などあらゆる分野でAIの活用が進んでいる現在で、人間とAIを切り離すのではなく、どのように共存していくのかを考えることが重要であるということに行き着きました。

仕事をする上でも、すべての仕事をAIに取って代わられるのではなく、互いの得意・不得意を理解した上で高め合えるような環境を作ることができれば良いのではないでしょうか。

人間に足りない能力、労働力をAIが補い、私たちは人間にしかできないことを行う。

私が思う人間にしかできないことは、真心を持って人と接するということで、そこが私が活躍できる場所になるようになりたいと思っています。

おまけ

余談にはなってしまいますが、現在六本木の森美術館で開催されている「未来と芸術展」に先日行ってきました。この展示では、シンギュラリティが到達すると言われている近い将来のAI、ロボット、都市、生命についての展示がされており、今の現実世界からは想像のできない未来を実感することができました。詳しくお話しするとネタバレになってしまうので、美術館などに興味がある方や、時間のある方は是非行ってみていただきたいです!今までにない不思議な感覚を味わうことができると思います。