友人
年齢なんて関係ないと彼は言った
同い年だと嬉しくない?ってわたしは言った
彼はお金のない暮らしをしたいと
わたしはたくさんのお金を稼ぎたいと
彼はずっと家の外で暮らしていたこと
わたしはずっと家の中に引きこもっていたこと
正反対なことがあるのに
病むくらいなら逃げて良い道を作りたい気持ちは同じだった
不思議なくらいあったかい人だった
話し方、言葉の選び方
人と一緒にいなかったからコミュニケーションがわからないと言いつつ
わたしが素敵だなと思う立ち振る舞いをしてた
自殺を考えた事
学校に行っていないこと
共通点もあった
彼は言葉は氷山の一角でほとんどのものが自分の中にあると言っていた
わたしは言語化する能力が何よりもほしいと思っていた。
あまりにも激しい経験と生き方
だからこんなに輝いていて自分の考えがあって素敵なんだと思った
大切な友人
彼といた時間はひとつも忘れたくない瞬間だった
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