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対(つい)を揃いで楽しさで丸める

例えばピアニストの演奏

感覚と指が一体となり
技術を超えた意識が生む世界に同調して
それを聴く人が感動する

またその世界観と表現力を深めることに
ピアニストは切磋琢磨し、日々実力に
磨きをかけているのだと思う

そんなピアニスト自身のことは
どんなピアニストなのかは知っているが
そんなピアニストになるまでの過程は
大抵の人は殆ど知らない

技術を得るためにどれだけの練習を積んできたのだろうか
自分の思い描く世界を想像し、表現できるようになるまで
どれだけの試行錯誤を重ねてきたのだろうか
またお客さんを前にして演奏する覚悟はどう生まれるのか

その時間や工夫や知識や経験や費やしたお金など
全てを知ったらピアニスト本人もびっくりするくらいだろう

きっと、部分で見たら大変なことが大半だったかもしれないが
目標を達成した姿を想像し、普通はしんどそうに思うことも
苦とも思わず楽しんで進んでこれたかもしれない
また、それを経て得た喜びが、それより優っていると感じたから
さまざまなコストを惜しまず乗り越えてこれたのではないだろうか

そういうことはどんなことでもきっと同じ

困難な山ほど頂上にたどり着いた時の感動は大きい
故に登山家はより険しい山に挑戦しようするし

小さな赤ん坊もハイハイしたり
やっとこ数歩歩いては満面の笑顔を見せる

身近な小さなことから例に漏れずそんなことばかりを
日々積み重ね人は生きている。

理想を求めていくと、どうしても苦難も揃いでついてくる
得られる楽しさが深くなれば深くなるほど
乗り越えなければならないことは対で自ずと大きくなる

赤ん坊もぶつけたり、転んだりのリスクを負わずに
初めの1歩目からすんなり歩くことはできないし
それは誰もが生まれて間も無い時から実感し体験してきたこと

苦が苦にならないものを見つけられたならそれは
今までに築いた才能
若いのならば常識やお金に捉われることなく
存分に楽しめばばいいと思う

しっかり楽しめた分だけ自分の力となり
のちのち満足いくようになる

逆に力不足であればあるほど、不安や恐れに囚われ
どんな状況でも満たされることはないのではないかと思う


もし よくある 楽して金を稼ぎたい なんて、眠たい気持ちが
頭をよぎったら、身の回りをよく見たらいい

楽しているように見える人は
苦を苦と思わず" 楽しんで "仕事をして成功しただけで
のんべんだらりと " 楽して " いるわけではない

無意識に呼吸している時に、息がすいたいと願うことがないように
誰もが難なくできることならば、そんなこと誰も願うことではない
結局そこには()つきで (自分だけ)楽して金を稼ぎたい と
書かねばならない道理から外れた
束の間のファンタジーな話

また才能というワードを気にすると
先入観にやられるが
まずは楽しまなくてはきっかけがない

きっと楽しさはどこにでも落ちていて
ただ楽しもうとしない限り
見つけられないものとも思うし
目の前のことを楽しまない限り、
もっと楽しいものも見つからない

まずはあーだ、こーだいいつつでも
目の前の困難を
それを超えた先の楽しみで
全てすっぽり包み丸めて
希望として取り組む

それが楽しみを生む種

種を蒔かずに、ありそでなさそな果実を
いくらふんわり妄想していても
一向になにも実らない

そうしていくつも希望を生み出し
理想を深めていくうちに
才能の実がなる

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