NPOで活動する20代はカフェでなにを語るのか?~活動することとあいまいなこと(ezorock水谷あゆみ)

はじめまして。
水谷あゆみと申します。
2018年からNPO法人ezorockという団体で事務局スタッフとして活動しています。
ezorockとは、学生時代のアルバイトをきっかけに出会い、
ボランティアをしていたご縁で事務局スタッフとして関わり始めて6年目になります。
新卒NPO就職組と呼ばれるやつです。

小学生の頃から「自然と人をつなぐ人になりたい」という夢があり、
京都から北海道にある酪農学園大学へ進学しました。
学生時代は、ezorockの自転車のシェアリングのアルバイトや環境に関わるボランティア活動に参加していました。
ezorockのスタッフになるなど夢にも思っていませんでしたが、
大学4年生の2月に就活もせずにいた私にたまたま一枠空いたからと
声をかけていただき、始めは1年契約でezorockのスタッフになりました。

スタッフになった年は2018年で、北海道胆振東部地震という大きな災害の
起きた年でした。
団体の活動として被災地で活動していた私が出会ったのは、大きな苦しみや
悲しみの中で逃げずに動き続けるかっこいい大人たちの姿でした。
私はその足元にも及ばず、何もできなかったけれど、
何か少しでも私にできることがないか考えながら、
必死に活動しているうちに、気づけばそれから5年が経ち、
今でもezorockで活動を続けています。

活動する、働くということに関して私にはあいまいなことがあります。

まず、自分自身と活動、暮らしと活動(仕事)の境界線がはっきりしていません。
仕事の時間だから、プライベートの時間だからという線ははっきりしていなく、やるべきこと、やりたいことについてずーっと考えているような感覚が強いです。

NPOという組織形態についてもあいまいです。
非営利と営利の違いはわかるけれど、NPOだからこの活動や仕事を選んだわけではありません。

雇用される、組織を運営するという視点でもあいまいです。
私は、契約上組織に雇用されている身分ですが、
団体をつくり、運営する一員であるという意識が強くあります。

一般的には、仕事とプライベートはきちんと切り分けたほうがいい
というように言われることが多いような気がします。
雇用される側の立場にあるからでしょうか。
もちろん労働する環境と働く環境を自分で決められるなど守られるべき権利はあります。

でも、「NPOで働く(活動する)」には、あいまいな部分が必要ではないでしょうか。
非営利だからこそ、ミッションのためにあるからこそ、必要なあいまいさがあるのではないでしょうか。

あいまいさがいいのか悪いのか、正解は何かという視点ではなく、
NPOに関わることを決めた20代の私たちが、そのあいまいさを
どう感じて、葛藤しているのか、おしゃべりしているうちに
少し見えてくるといいなと思います。
覗き見してみたい方は、ぜひご参加いただけたら嬉しいです。


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