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アラカンおやじ、ロードバイクデビューまでの2ヵ月(その1)
先日、年齢も考えず、ロードバイクデビューしてしまいました…笑。ほんの2ヵ月前までは、ロードバイクの「ロ」の字さえ脳裏に浮かんだことはなかったにも関わらず…。なんだってこんなことになっちゃったのかの顛末記・第1回でございます 笑。
ミニサイクル壊れる
それはことしの4月アタマのことでした。20年ほど乗っていたダホンのミニサイクルのペダルの軸(ボトムブラケットと言うらしい)が、ガタガタと揺れ動くようになってしまい、乗れなくなってしまったのです。
ずっと整備を怠っていて、元は7段変速だったのに、3段くらいしか変速できなくなっていたり、走行中のなんでもないタイミングで妙な異音を発するようになっていたりして、なんとかしないとなーとは思っていたのですが、数週間前から、やたらにチェーンが外れるようになっていて、こりゃそろそろヤバいかなと思っていところの崩壊で、まさかここまで酷いとは思ってもいませんでした。
もちろん修理するという手もあったわけですが、20年も乗ったし、次は以前も乗っていたクロスバイクがいいなーというのもあったので、思い切って買い替えることに。
安物のクロスバイクでも身体に羽が生えた
とはいえ、要は日常の買い物などに使うママチャリの延長線で、たまに近場ポタリングでもできればいいや、くらいのノリだったので、近所にできたチェーンの自転車屋さんで、なんにも調べずに最安値のクロスバイクを衝動買いしてしまったんですね。
その帰り道。それまで、ポンコツダホンでちょっと遠くのお安いスーパーへの買い出し帰りに、荷物満載でひいひい言いながら走っていた車道なんですが、新しいクロスバイクをトップギアに入れて走ると、頑張って漕いでいるわけでもないのに、ぐんぐんとスピードが上がっていくではないですか。なんだか身体に羽でも生えたかのような、ものすごい開放感に包まれちゃったんですよ。
自転車で走るのって、こんなに気持ちいいもんだったっけ?
ちゃんと整備してない自転車に乗り続けていたので、すっかり忘れていた自転車で走ることの気持ちよさが、ここで一気に蘇ったんですよね。自転車、けっこう楽しいじゃねえか…。
久々の多摩湖まで
というわけで次の週末、ウチの近所からスタートできる多摩湖自転車道で、久しぶりに多摩湖まで行ってみることにしました。
なにしろポンコツダホン時代は、正直乗るのが億劫になっていて、個人的には多摩湖自転車道は途中の小金井公園にチェアリングに行くための道と化していて、多摩湖まで行くなんて想像もできなくなってました。歳のせいなんだろうなとあきらめてもいたのですが…。
しかし新チャリで走ってみると、もう全然快適で、特に多摩湖手前までの平坦な区間は、ほんとあっという間。天候も良く、今年は桜も遅かったので、この時点でもまだ若干花が残ってたりして、スイスイ走りながらの花見って感じで、もう楽しさしかないって感じ。
この自転車道の最大の難関は、平坦区間から多摩湖までの登りなんですが、軽いギアに落とせば十分に登れる斜度で、やや息が切れたものの「え? これで終わり? 以前はもっとキツかった記憶あるけど…」的な感じで、こちらもあっという間に登れちゃいました。
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結局、多摩湖一周に加えて隣の狭山湖まで足を延ばして、全長44kmぐらいの花見を兼ねての久々のサイクリングを堪能。これまで行く気にならなかったのは歳のせいではなくて、乗り物(をちゃんと整備しなかったこと)のせいだったわけですよ。
ということがわかったら、なんか俄然、若返ったような気がして元気が出てきちゃったんですよねー 笑。こんなおっさんでも、いきなり50km近くをラクラク走れちゃうんだから、1日100kmくらいは走れるようになれるんじゃないか。ウチからスイスイと100kmも出かけられたら、いろいろ楽しいじゃねえかと。
実は自分はまったく自転車の初心者ってわけではありません。学生の頃はFUJIのランドナーに乗っていて、東京から房総半島〜伊豆半島のキャンプツーリングや、奥武蔵や奥多摩の峠とかを輪行で登りに行ったりもしてたんです。ただ40年も昔の話ですからね。ほぼ初心者に戻っちゃったようなものです。なのでいきなりは無理だとしても、100kmくらいなら、まったく無理ってわけでもないんじゃないか…。
このようにして、アラカンおやじのロードバイクデビューまでの道のりが幕を開けたのでございました 笑(つづく)
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