土産話2

旅館で食事をとった後、男性陣は上層階のラウンジに向かうとのことで、私たちは地元のスーパー偵察に街へ繰り出した。
お土産ショップよりもリアルな土地を知れる、ツウな遊び方だ。

エースワン 初めて聞いた
ご当地アイス買ってくれた

旅館で飲んだ日本酒の原価を知ってしまってげんなり。
鰹のたたきの真空パック、いらないかもしれないけど買っちゃった。
女性としての気遣いを学んだ。私ってまだまだだな。

同室の方に、恋人に電話もするだろうから、と言い残され、先にお風呂に向かわれてしまったので、少しだけ電話を繋げた。
他愛もない話をできることをいつものことだと思わないように。彼が私のことを大切に思っていてくれるのは、すごく小さなひびが入ったら壊れてしまうものなのかもしれない。その関係なのか、どちらかの心なのか、はたまたお互いなのか。
もう苦しい想いなんてしたくないし、しないようにするんだ。そういう未来を私は選んだ。
彼のことを決して、当たり前だと思わないで。
幸せや想いが少しでも長く続くように、自分に集中してありのままに悔いなく生きる。

お風呂の後はお部屋で少し飲み直した。
男性部屋に入らせてもらったけど、女性部屋の露骨な贔屓に少し笑った。
部長の話は面白くて好きだ。
浴衣は着なくて正解だった。私の所作や気遣いは至らなくてまだまだだから。
大人になった時に事務さんみたいなふうになれたらいいな。

顎にニキビができていて、ストレスが身体に反映されるまでのスピードに苦笑い。
お家に帰ったらたっぷりスキンケアしよう。


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