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57.百年戦争って百年も戦ってたの?

①100年戦争って100年も戦ってたの?

そんなことはありません。笑 休みながらの100年間です。

②百年戦争の原因〜経済面〜

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当時のイギリスとフランスの領土はこんな感じ。北東のフランドル地方という土地は毛織物の大産地。原料はイギリスから持ってくる。結婚の結果、フランドル地方はブルゴーニュ(西川の領土)のものとなりブルゴーニュはイギリスと同盟を結んだ。

毛織物産業をフランスから守れ。

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もう一つ。アキテーヌはなまってギュイエンヌ地方と呼ばれていた。都市ボルドーはワインの大産地。ここをフランスに取られるとワインが飲めなくなる。

ワインをフランスから守れ。

③100年戦争の原因〜後継者争い〜

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プランタジネット家とカペー家の結婚によって生まれたエドワード3世。彼はイギリスの血とフランスの血が入っていた。そしてフランス王の後継者が誰かとなった時にエドワード3世が名乗りをあげた。

エドワード3世「イギリスとフランスを合体させてハッピー。」

世の中そんなに甘くない。長い年月敵同士だった国が合体できるというのか。アメリカとソ連が合体するようなものだ。フランスは当然反発。フランスの言い分はこうだ。

フランス「フランスでは女子は後継者に慣れない。だからフィリップ4世の娘には後継者の権利はない。男であればヴァロワ伯になっていたフィリップ4世の弟の息子、フィリップ6世こそが正当な王位継承者だ。」

まあ言われてみれば確かにそうだ。ということで戦争スタート。

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ちなみエドワード3世はやる気満々で、自分の家の紋章をイギリスとフランスを合体させた。本気でやっているのか、煽っているのか、真意は誰にもわかりません。

④イギリスの優勢

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イギリスはフランドルの防衛とギュイエンヌの防衛。まずフランドル。

クレシーの戦い。

フランスは騎士たちが馬にまたがり、堂々たる進軍。それに引き換えイギリスは独立自営農民ヨーマンが長い弓を持って泥臭く進軍。イギリスの農民たちはその弓で長距離発射。フランス騎士の馬に命中し、落馬した騎士たちを一網打尽にする。イギリスの圧勝。クレシーの戦い。

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次、ポワティエの戦い。

イギリス軍はフランス軍より強い。確信を持ったイギリスのエドワード黒太子。同じ戦法でまたもやフランス軍を撃破。

ポワティエの戦い。

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⑤焦るフランス軍

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このままでは負けてしまうぞフランス軍。フランスは戦費を賄うためになんとさらに農民からの税をあげてしまう。ここで農民が立ち上がる。

ジャックリーの乱。

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さらにヨーロッパにペストがおそう。

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 フランス絶体絶命。パリは陥落し、シャルル7世は戴冠式もできずにおめおめと南仏へ逃げていく。このままイギリスの勝利なのか!?

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