『The King 〜永遠の君主』13話感想


私の一推しNetflixドラマ『The King』を勝手に紹介するマガジン、13話です。

 https://note.com/hnatsu/m/mc2a3bdd87907 

NetflixのYouTubeチャンネルを見ていると、あらゆるイ・ミンホ関連の動画が上がってくるのですが(^_^;)、たまたまテレビ番組のインタビューらしきものを見ました。

主役二人がお互いの第一印象について語っていて、イ・ミンホは「素朴だ」、キム・ゴウンは「鼻が高い!」と思ったそうです(笑)

キム・ゴウンは『相続者たち』でイ・ミンホ演じた主人公のファンだったようで、「ファンでした、先輩」と言っていて、可愛かったです。

キム・ゴウンにとってイ・ミンホの鼻の高さは相当衝撃だったらしく、「今までに見た中で一番高い鼻」「鼻がかっこいいです」とすごくこだわっていました(笑)


さて、前回はイ・ゴンの育ての親とも言えるノ尚宮の告白で終わりました。
彼女も、戦時中(朝鮮戦争だと思います)、当時の皇帝に誘われて今の大韓民国から大韓帝国へ渡って来た人だったんですね。

そうすると、ノ尚宮と同じ顔の人物が帝国にもいたはずですが、そのことは描かれていません。
尚宮には稲妻とともに痛む傷は無いようなので、まさか今でもどこかで生きているのでしょうか。

しかし、「やるせ無い時もありましたが、今では全て自分の運命だと思っています」という彼女の言葉は、現実の戦争を経験した人の言葉と重なる気がします。
私の親か、上くらいだと、第二次世界大戦ですが、戦時中の生まれですからね…

全てを運命と飲み込み、皇帝とテウルが出会ったのもやはり運命と、「陛下をよろしくお願いしますね」と頭を下げるノ尚宮。


この回は、やっと退院となったウンソプとテウルを連れて、ゴンも一時大韓民国へ渡ります。
ウンソプは退院前にもひと働きし、かっこいいですよ。
大韓民国で、陛下に頑張りのお礼として、高級スポーツカーをポンとプレゼントされます(^ ^)

テウルが誘拐された間、彼女になりすましていたルナも、不気味な動きを始めます。
しかし、初めてテウルの父親と顔を合わせた時、
「アボジ、私は親孝行できてる?」
と訊いてみたり、テウンが戻って来てからはさりげなく姿を消して車中泊するのですが、癌の痛みに一人苦しんだり、相変わらずかわいそうな子です。
ウンソプが戻って来たということは、ヨンもやっと故郷に帰れます。

「元気だったか?」「これといった問題もなく?」

と尋ねる皇帝に、無言で頷くヨンの表情は、ちょっと子供みたいな無垢な感じで、可愛いです。
彼の全て、といっていい君主にやっと迎えに来てもらい、感無量というか。
ヨンは無表情なキャラクターですが、ほんの少しの表情の変化で、内心が視聴者に手に取るように伝わります。
私は、このドラマでウ・ドファンの演技力の高さには本当に感服しました。

さて、彼の密かな懸案は、ゴンの亡き母の対、大韓民国人で謀反人リムに囚われている女性のことを、ゴンにどう伝えようかということ。

女性はリムの元に軟禁状態で、普段は家事をしたり、それからリムの食事の毒味をしています。
何度も自殺を図っているのですが、皇帝の母親と同じ顔の女性ですから、何かに使おうといつも素早く手当てさせ、死ぬことも許しません。

流石のヨンもデリケートな問題だけに、一杯やりながら話そうと、酒を買いに宿泊中のホテルを出ます。
そこへやって来たのが、テウルに化けたルナでした。

このシーンのルナが、一番巧妙にテウルに化けています。
ウンソプはどんなにヨンらしく振る舞ってもわざとらしさが残ったのと違い、このシーンのルナはテウルそのもの。

ただ、最初は騙され部屋に招き入れたゴンも、ちょっとルナが話し始めると見抜いてしまいます。

「テウルには無い不安が、君の瞳にはある」

ということらしいですが、皇帝ならぬ私には一瞬見抜けませんでした(^_^;)
愛の力はさすがです。

しかし時すでに遅く、ゴンはうっかり彼女の差し入れのお酒か何かを飲んでしまっており、毒を盛られていました。

このドラマでは、最初ゴンは毒味をしていない飲食物を口にしようとしないかったのですが、テウルは「毒味??(怒)」と目を白黒させていたものです。
あとで自分が毒を盛られ、誘拐されたので、「毒味の大切さがわかった」なんて言っていましたが(^_^;)

皇帝危機一髪!というところでラストですが、他にも今回はク総理が皇帝との政争に負け、地位を追われたり、謀反の夜、皇太子ゴンを救った人物の正体が分かったりというエピソードもあります。

テウルはゴンに、なるべく目立たない服をプレゼントするのですが(民国では目立っては困るため)、それが黒づくめのセット。
それらをホテルに戻って着てみたところで、テウルに化けたルナが訪ねて来るのですが、ルナの正体を見抜いた時、彼女が持っていたテウルのIDカードも取り上げます。

そこで、パズルのピースがはまったのです。

テウルのI Dカードを持ち、黒い服にキャップ姿で皇宮へ現れた長身の男。
それは、この自分自身だったと。

これまでは竹笛は同じ時間で別の世界を繋いでいましたが、ゴンは違う時間軸を行くこともできるのではと仮説を立てていました。
実際に、25年後の自分が謀反の夜に現れたのだから、何らかの条件により時間を遡ることができる、と確信します。

これまではイ・ゴン、チョン・テウル二人の愛を実らせるまでのお話でしたが、これからはゴンの問題を解決する展開になって行きます。
歪みが大きくなりつつあるパラレルワールドを、調整するための戦いに突入するわけです。

別世界に存在する二人だけに、究極の長距離恋愛、描くのはなかなか難しかったと思います。
ここからはパラレルワールドという、ちょっと説明のつかないことがメインになっていくので、文系の私には厳しいフェースに入っていきますが(^_^;)
なんとか頑張ってついて行きたいと思います。

次は14話です。

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