人がうごくコンテンツのつくり方
近々、著者の話を聞く機会があるので予習として手に取った。
人がうごくコンテンツ。コンテンツを作る仕事をしていると、よく話題に出るフレーズ。
タイトルだけ読んで、うごく=人に話す、商品を買う などの行動を起こさせるコンテンツ作りのハウツー本かと思ったら、シンプルに面白いコンテンツの作り方がメインだった。
ものすごく大まかに言うと
目的(想い)を持ち、それにむかって削ぎ落としていくこと
で、それは20年コンテンツを作ってきた身としてとても同感なのだけど、なるほど確かに!と思ったことがいくつか。
・当たっている時にやること。それはキープ。うまくいっていると不安になって足したり挑戦してみたり「ブラッシュアップ」してみたりするけどそれは蛇足。当たっているものは大抵究極まで引き算されているから当たっている。キープは、変化しないように手を加えていくこと。そうすると長寿コンテンツでいられる
確かに。。。雑誌の時はキープするのが大前提だったけれど、ITにいると変化が早すぎて、ついつい色々足したくなってしまう。足しすぎず、キープするという目線を忘れないようにしなければ。
・ライブ動画配信が広がっているのは、ライブ動画がコンテンツとしてウケているからではなく、テクノロジーによってライブ配信が可能になったから&編集出来る人が少ないという理由。人間の生理としては、削ぎ落とされた(編集された)コンテンツを求めている。
編集もどんどん簡単になっているから、これからもっと編集動画が増えるはず。YOUTUBERも人気の人は編集がうまいし。
・お金を出してくれる人をお客と考えると、有料コンテンツと無料コンテンツでは、商品が違う。有料コンテンツは、お客はユーザー。商品はコンテンツ。無料コンテンツは、お客は広告主。商品は、コンテンツを見てくれている(広告主の商品を買ってくれる)ユーザー。なので、無料コンテンツは広告主の商品を買ってくれるユーザーを集める必要がある。
購買力が無い層への無料コンテンツを黒にするのが難しいのはわりと常識だけど、=商品力が無いと考えると納得。無料コンテンツを作っている立場としては、お客は見てくれているユーザーと考えたいし、そう思う気持ちは勿論捨てられないのだけど、商品ともいえるという見方は、マネタイズ面からは大事だなと思う。
週1ビジネス書、今回はとても難しかった。ウケるコンテンツについてのTIPSがたくさん入っていたのだけど、わかるわかるそうだよねー!と思いすぎて読み進みすぎて、どこがポイントかわからなくなってしまった。ビジネス書の選び方難しいな。
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