上司に「仕事させる術」そうか!ボスマネージメント!
リーダー塾を開催している知り合いが、おすすめしていたのでポチった本。私自身手探りで行なっている1on1にも役立つとのことで、読んでみた。
もともと、日本では上司を嫌う割合が他国に比べて高いらしい。それは日本ではマネジメント職という捉え方ではなく、「単に個人業績を上げた年齢が上の人」が上司である割合が高いからだそう。そして、上司を仕事の邪魔だと思う人が多いんだとか。ちなみに私は上司運が良いのか、邪魔だと思った経験はほとんどない。関係ないと思っていたことはけっこうあるけど。。
この書は、上司を使わないのはもったいない!上司=便利なフリーウェアだと思って、利用せよ というのが主旨。
上司には7つの機能がある
1.キャリアコーチ 自分のキャリアプランを実現するための相談相手。上司は部下の育成も仕事である。人事異動や業務内容が関わるのでキャリアプランの方向性を伝えておくのは有効。
2.アセッサー 評価者。自分の評価をする人。上司は見ていてくれるはずという期待はせず、きっちり報告して伝えておくべき。
3.トラブルシューター トラブル対処は経験がモノを言うもの。上役が出るだけでトラブル相手の対応も変わる。トラブルは上司の出る幕なのでまかせるべきだが、そのためには日頃から報告しておくべき。
4.スタンパー 承認者。上司の承認は、通行手形として使える。話を通しておき、「話は通してあります」というだけで仕事がやりやすくなる。
5.ハイパープロフェッショナル 無料で仕事のノウハウを教えてくれる師匠。好き嫌いはともかく、ワザは部下であるうちに盗む方がトク。
6.コワーカー できない仕事を一緒にやる。上司はスキルが高いことが多いので、難しい部分はまかせるなどして効率よく遂行する。
7.ネットワーカー 社内の人脈をつなげてくれる。より仕事を進みやすくするために、社内の人脈を紹介しておいてもらう。
この後、これらの上司の機能を使うための細かいノウハウが書かれているけれど、結局おおまかには
・上司には常に相談し連絡し、報告しておく。
・常に誠実な対応をし、信頼を勝ち得ておく
・敵対せず、うまいこと使う。上司と部下の評価は一体である
・戦略的に行う
ことを心がけるべきということだった。
ビジネス書を読んでよく思うのは、当たり前だけど、結局誠実で真っ当な方法が近道なんだなということ。上司がその上司の前で恥をかかないようにするとか、よく知らない上司を避けずに、相手を知ってきちんとコミュニケーションをとるって当たり前。そういう当たり前のことをきちんとやっている人とやれない人は、仕事の出来不出来も比例している気がする。とはいえ私自身は、上司は頼れる人、もしくは攻略しなければいけない相手、くらいの認識でしかなかったことに気づく。
そして、自分が上司でもあるので、自分が部下にとってきっちり7機能備えられるように気をつけよう。。。先週・今週にかけて目白押しの1on1もこの7機能を視野にいれてやってみようと、改めて思った台風明けの昼間でした。
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