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第4話ネーム|最果てのセレナード

👇この回のネーム公開記事です。


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初稿


初稿では30ページですが、最終的に34ページになりました。
ざっとみた感じでも結構入ってる絵も違います。
この回で第一話冒頭のあのシーンに時間軸が追いつきましたが、どう回収するかが一番悩んだ部分です。


エア担当出現そしてさようなら


ネームの進め方というもの、これを書いている9話ネーム中現在でもいまいち安定しておらず、試行錯誤を繰り返しています。

この4話も例に漏れずで、この時やったのは「担当に電話している"てい"で考えてることを話しボイレコに録音する」
これは電話している体というのがポイントで、さらに外(家の周りをうろうろ)で実施することにより電話のていを強化、これにより頭の中の担当が相槌を打ってくれたりツッコミを入れてくれたりするわけです。
(擬似)打ち合わせが自分ひとりでいつでもできる!という画期的なアイデアでした。

「堂々巡りしてるな〜」「ここで詰まっているのか〜」が自覚できたことで、録音がツッコミ代わりになるので聞きながら次を考えるができたのは良かった。
この時はそれができなくて停滞してたので確かに意味はあり、でも良かったのはマジでそれだけで、言語野が圧迫されるので結局聞きながらネームはできないし、そしたらぐるぐるどうせしちゃうし、自覚できたからって解決はまた別の話だし…。

同じ時間同じこと話すんだったら新しい刺激や展開が発生した方がいいに決まっており、形にならないモヤモヤ状態で電話をしても建設的ではないよな…という気持ちは一旦無視することにして「向こうもわたしが描けるようにするのが仕事であるので、そのためにまとまった時間わたしと電話してくれと要請する」に戦略を移行して今に至っています。それ自体もどういう状態の何を用意しどういうメンタリティで臨めば時間を含めた費用対効果が高いのか?みたいなことをぐちゃ…ぐちゃ…と実験中です。

そういうわけでエア担当とはこの回限りでさよならをしました。


ネーム全文


1コマ目の上遠野の顔
わりとネーム段階で顔とか演出を描いてある方…かな…と思いますが、たまにこういう虚無が発生して作画の時に笑っている

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