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在宅介護 大切にしてほしい事

はじめまして。
看護師ライターのひまわりと申します🌻



私は3年間義父と同居し、在宅での介護を経験した元看護師。

看護師歴は20年。

穏やかな性格の義父の介護なんて全然問題ないだろうと考えて、割と悩む事もなく同居に踏み切りました。

今思えば、看護師歴20年というヘンなプライドもあったんですよね。

いろんな方に出会ったし、いろんな経験もしました。
だから、義父ひとりのお世話する事を正直甘くみていたんです。

ところが、同居開始半年で、パニック障害の症状が出るほどのストレス!
でも、もう逃げられない・・・。

そんな経験を経て、同じように在宅でケアをされている方の少しでも心が軽くなるような文章を書きたい。

そう思うようになりました。

義父が亡くなって1年以上経ちます。
最期まで自宅で過ごした義父。本当に眠るように穏やかな最期でしたし、家族が集まって看取る事も出来ました。

振り返ってみると、当時は精神的にも肉体的にも余裕がなかったように思います。

特に医療従事者の常識と、そうでない人の常識や考え方の差。

これはしんどかったです。

最初のうちは感謝されど、3年も経つと義父の介護は【嫁の仕事】みたいな雰囲気になっていたような気がします。

だから私の提案や考えに対して、看護師のアドバイスとして受け入れてもらえず、嫁が考えている事として軽く流される事も少なくありませんでした。

義実家の悪口を言いたいわけじゃないんです💦

ただ、当たり前に思っている事の差があまりにも大きい事に対するストレス、看護師としての意見が通らずプライドが傷ついたのは事実・・・。

義父の介助はイヤではなかったんです。

毎回、こちらが心苦しくなるくらいお礼を言ってくれる義父。
貴重な時間を過ごす事が出来たと思っています。

この貴重な体験を元看護師の視点でお伝えする事で、今在宅でのケアに取り組まれている方一人にでもお役に立る事を願っています!

次回から具体的な内容をお伝えしたいと思いますが、ひとつだけ覚えていてほしい事があります。

あなた自身を大切にする時間を確保してください

言葉にするとカンタンに思えるけれど、実際にはなかなか難しいですよね?
本当によ~く分かります!

状況や家族の協力が得られるかによってもかなり変わってきますし、ホッと一息ついたって、心のどこかで気にかかっていて心が休まらない。

そんな経験はありませんか?

意識的に自分優先にする時間をもつだけでも、少し心が軽くなります。
「私ばっかり!!」という被害意識に一瞬だけでも苦しまなくなります。

実は、自分を大切に出来ていないと、人の事も大切に出来ないし、自分と違う考え方も受け入れられないんです。

自分優先は自己中心的なものではなく、まず自分に意識を向ける事。


たとえば、
睡眠不足を感じていたら家族に協力してもらって睡眠時間の確保をする。
たまには頼まれた事にNoと言ってみる。
ひとりで美味しいスイーツを食べる。
なんていうのはどうでしょう?

ちなみに私の場合、義父のケアが特に大変だった一日は、みんなが寝静まった後に缶ビールを飲みながらお笑いのYouTubeを見ていました(笑)。


ちなみに缶ビールは主人が買ってきてくれていました。お酒が大好きな私にとって至福のひと時❤

介護が大変だったと思った日に、ご褒美があるのは嬉しいし、私が大変だった事を見てくれている人(夫)がいるというのもありがたかったです。

あっという間に過ぎてしまう時間、ぜひ人にだけでなくあなた自身を大切にする時間を作ってみてくださいね。

今日もお疲れ様です(^^♪



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