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美術検定4級合格をめざします!③Jan van Eyck

③ヤン・ファン・エイク1390年頃-1441年頃「アルノンフィーニ夫妻の肖像」


【北方ルネサンス・初期フランドル派】
フランドル 板.油彩
ロンドン、ナショナルギャラリー

「アルノンフィーニ夫妻の肖像」1434年

◆北方ルネサンスの「北方」はアルプスの北側にあるドイツ、ネーデルラント(現在のオランダ・ベルギー)のことをいう
◆「ものは遠ざかるにつれて、空気の層を通して青く淡くみえていく」という空気遠近法の原理を初めて使った。多くの画家がこの技法を後々引き継ぐ
◆技術や描写力の高さから「神の手を持つ男」と呼ばれた画家
◆ほぼ中央にある鏡にはヤン・ファン・エイクとその妻が映っている。鏡の上には「ヤン・ファン・エイクここにありき」という意味のサイン記載


「ヘントの祭壇画」(ゲントの祭壇画)

ベルギー、シント・バーフ大聖堂

作品一部 1432年
12枚のパネルで構成された作品(20点の絵からなる)

◆兄フーベルト・ファン・エイクとヤン・ファン・エイク兄弟の合作
◆光の描写がこの作品における重要な革新的技法。艶のある透明な画肌の表現を可能にした当時の最新技法
◆モチーフ表面の質感表現も革新的要素
◆12枚のパネルで構成され両端8枚のパネルは翼とみなされ、そのパネルをたたんだ時にはその裏面(外装)にも絵画が描かれており全く異なった作品となる。翼が開かれその内装が見れるのは祝祭日。
普段人々の目にふれる外装のほうがどちらかというと質素で抑圧された雰囲気で内装は華やかな彩にあふれ、複雑な構成になっている

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