見出し画像

夏油傑と私

※劇場版 呪術廻戦 0と原作のネタバレを含みます

2022年2月、私の脳内は夏油傑と五條悟で埋め尽くされている。
脳の95%を2人に使用しているため残り5%で仕事や日常生活を送らなければいけない。
普通に仕事が終わらない。今日も残業である。

そもそも、なぜ今この時期に急にハマったのか。
なぜ私の机には夏油傑と五條悟のアクスタが置いてあるのか・・・

まずは2人ににハマる前の「呪術廻戦と私」について振り返ろうと思う。


第1章〜私の人生に呪術廻戦は含まれないハズだった〜

アニメは一応リアルタイムに見ていたが、当時は正直ハマらなかった。
なぜなら推しがいないし&ストーリーが暗い&難しくて着いていけなかったからだ。
MAPPAの作画と五条悟がイケメンなことしか記憶にないし、私は人体改造系のグロが地雷なので幼魚と逆罰編は普通に体が拒絶反応を起こしてトラウマになりかけた。
「この作品はハマれないわ・・・」と自分の人生から切り離していた作品だったので今の状況が正直自分でも理解できていない。

その後、特に私と呪術廻戦との間に接点はなく「劇場版 呪術廻戦 0」が公開された。
彼氏が原作を読んでいたので、自然な流れで一緒に映画を見に行くことになった。
正直、私の中で呪術廻戦の優先順位は低かったので、いつもは映画館の席や劇場にこだわって見に行くが全部お任せで予約してもらう位期待値が低かった。(とはいえ12/29の朝一に見に行ったのでそこそこガチ勢である)

「普通に面白かったな」

これが映画鑑賞後の率直な感想だった。
特に推しもいないため、乙骨がシンジくんだったわ〜とか五條悟の唇の作画コストえぐいな〜とか平凡な感想しか浮かばなかった。
あとは朝一映画だったため、朝からいい映画見れてラッキ〜と思うくらいだった。

しかし、後日私の中で変化が起き始める。

なぜか、夏油傑の事が頭から離れないのだ。
映画は年末に鑑賞したため、正月のイベントや仕事始めでバタバタしつつもなぜか夏油傑の事が忘れられない。

まあ見た目は黒髪で切れ目で好みっちゃ好みだけど正直イケメン枠ではない顔つきだし映画は普通にやべー奴だったし、全然かっこよくないのに忘れられなかったのだ。

なぜ彼は呪詛師になってしまったのか。なぜ彼は親友だった五条悟に殺されなければならなかったのか。なぜ彼らの青春はなぜ奪われてしまったのか・・・
私の中で夏油傑に対する「?」マークが尽きることなく私の脳内を彼が埋め尽くし始めてきた。

ある日、オタク友達とカフェで世間話をしていると「劇場版 呪術廻戦 0」の話になった。どうやら彼女も夏油傑に落ちかけているらしい。
私も友達も彼のことを「かっこいい」とは1mmも思っていないし、タイプではない。なのになぜか頭から離れないのだ。

「「やはり彼には何かある。」」

そう確信した私たちは、その日から夏油傑沼にズブズブと沈んでいったのだ・・・


第2章〜やっぱり顔がかっこよくない夏油傑〜


友人と夏油傑を共有し始めてからハマり度合いは加速した。
恒例の画像収集・pixiv漁りを始めたり新しいものにハマる時のドーパミンドバドバな時期を数週間過ごした。一番楽しいよね〜〜!!!

夏油傑に対する解像度が上がった状態で見た劇場版2回目、それでもやっぱり顔がかっこよくない

鑑賞後、友達と「全然かっこよくないよね・・・なんで好きなんだろう・・・」と頭を抱えた。

二次創作の見過ぎはよくない。
二次創作の夏油傑は美化されすぎている。アジアンクールビューティー風に絵師様が描いてくださるが実物は目つき悪すぎだしよく顔芸するし全然かっこくないのよ・・・

ただ腕の筋肉と胸鎖乳突筋は最高。エロい。
なんだか夏油傑には性的に興奮する。それは確信を持って言えた。

しばらく夏油傑熱は続いたが、アイドリッシュセブンのライブ配信で最推しの増田俊樹熱が爆上がりして私の脳内の80%が持っていかれていたが、2/3の夏油傑誕生日アクスタはなんとかゲットした。


第3章〜親友CPはハマる運命〜

アニメ2期も発表されMAPPAが夏油傑と五条悟を描きたくてしょうがないと盛り上がっている中、動く過去編なんて見たら私はどうなってしまうんだろうとドキドキしていた。

根っからの腐女子である私は、案の定pixivで夏油傑を漁っていた。
推しを受けにする傾向があるので普通に五夏を漁っていたのだが、よく考えると私は親友CPに弱いのであった。

親友CPの延長で幼なじみCPも大好物なのだが、なぜ好きかというと
- 友情が愛情に発展する葛藤
- お互いがお互いに対して抱く依存と執着
この二点が私を狂わせるため大好物なんだが。。。

五夏、どストライクじゃねえか!!!!!!!!!!

五条悟の「俺たち最強だから」発言からして、五条は夏油を対等だと思っているし代わりがいないと思っている。しかもお坊ちゃん育ちなので他に友達はいなさそう・・・つまり五条にとって唯一心が許せる相手は夏油しかいないのだ。
夏油は五条に対してリスペクトはあるが、どこか劣等感を感じていそう。

五条は夏油と自分は対等だと思っている。
夏油は五条と自分は対等だと思っていない。

この温度差がウルトラハイパー切ないポイントなのだが、それがまたいいんですわ・・・
依存と執着ですね。ここテストに出ます

そんなこんなで、五夏へのクソデカ感情がピークに達している状態で挑んだ劇場版3回目

普通に泣いた。

数年ぶりに再会した親友同士辛すぎませんか〜???
夏油傑は五条悟の一人称が「僕」ってことに対して何を思ったんですか?
五条悟はあの時殺せなかったことをずっと後悔してそうだし、なのに「ひさしいね悟」なんて言って仲間も増えてニコニコしている傑のこと見て「ずっと想ってたのは僕だけ?」とか思ってそうですよね???
てか二人が顔合わせたのって宣戦布告時と最後の死際だけですよね??辛い辛すぎる・・・どうして幸せになれないの!?なんで好きな相手を殺さなきゃいけないの!?


クソデカ感情が収まらないが、3回目は夏油傑がカッコよく見えてしまった。
どうやらフィルターが生成されてしまったらしい。


私の人生に含まれるはずじゃなかった呪術廻戦と夏油傑と五条悟の物語は続く・・・


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?